12話 ページ14
真由美「燐音ちゃん、達也くん、オハヨ〜。深雪さんも、おはようございます」
達也「おはようございます、会長」
達也に続いて、燐音と深雪が丁寧に一礼する。
達也「お一人ですか?会長」
真由美「うん。朝は特に待ち合わせはしないんだよ。それより、深雪さん。今日のお昼はどうするご予定かしら?」
深雪「食堂でいただくことになると思います」
真由美「達也くんと一緒に?」
深雪「いえ、兄とはクラスも違いますし……」
真由美「変なことを気にする生徒が多いですものね」
その言葉に、昨日の一件を引きずっているのか、美月がウンウンと頷いている。
真由美「じゃあ、生徒会室でお昼をご一緒しない?生徒会の打ち合わせもしたいし、達也くんにも来てほしいのだけど……」
達也「俺はいいですけど……」
ちらっと後ろのエリカたちを見る達也。
エリカ「私たちはいいよ。昼休みにやりたいことあるし」
隣の美月とレオもそう頷いている。
真由美「わかりました。では、お待ちしていますね。燐音ちゃんは絶対に来てね?」
燐音「……はい」
その言葉に満足したのか、真由美はスキップでもしそうな足取りでその場を立ち去った。
それを見送った六人の足取りは重い。
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神楽(プロフ) - 零月さん» 読んでくれたんですね!すごい嬉しいです!ありがとうございます!そして、頑張ります! (2018年9月2日 0時) (レス) id: 32ef8d3bc4 (このIDを非表示/違反報告)
零月(プロフ) - 読みました!めっちゃ面白いですね!達也さんのお姉さんかぁ…そんな発想は私にはなかったので読むのがめちゃくちゃ楽しいです!続き、待ってます!これからも応援させてもらいます! (2018年9月1日 23時) (レス) id: 86a7555269 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るぅびっくきゅぅぶ | 作成日時:2018年5月6日 17時