18 ページ20
リビングには、もう全員集まっていた。
貴「皆に話すことがあります。」
声は不安と緊張で震えていた。
私は、ユイちゃんに閉めきっているカーテンを開けるようにお願いした。
ユイちゃんは分かったと言って、カーテンを開けた。
カーテンを開けたとき、外からの満月の光が部屋の中に入ってきた。
その瞬間、私の体は変化し始めた。
髪は段々金髪というか本当の黄金になり、目も同じようになっていった。
体の変化が終わったら心の変化もだ。
吸血衝動だ。
だが、私はそれを耐え今までの事を全て話した。
自分はカールの愛人の子だということ、スバル兄ちゃんとは双子ではないこと、そしてこの能力の事など全て。
皆の顔が見れなくて私は下にうつむいたままだった。
泣きそうだった。皆が反応してくれなくて怖かった。
その時、
シ「そんなことだったのかよ。」
貴「えっ…。」私は顔をあげた。
ラ「まぁね。そんな話だと思ったよ」
レ「少なくとも、その姿の事はだいたいの人が知っていたと思います。」
貴「な、何で？」
ア「だって、お前満月の日部屋から一歩も出ないから気になってさ。使い魔に部屋の様子を見てもらいに行かせたんだよ。そしたら、その姿の事を聞いたぜ。まぁ、生では初めて見たけどな」
貴「いつの間に。でも、私はもうここには居れない。」
ラ「それは何でかな。(人1)ちゃん？」
シ「……。まさか、その能力で俺達を傷つけるって考えてないか？」
貴「だ、だってこの能力は記憶を消しちゃうし石にもしちゃう。しかも、自分でコントロールできないの…。
それに、私は汚れた子だから。」
シ「はぁ。もしかして、自分は愛人の子だから汚いって思ってるの…？」
貴「だってそうでしょ！？私の母親は…」
シ「そんなこと気にしていたら、俺らの母親もそれぞれ違うけど。」
貴「それは…！」
シ「いっとくけど、(人1)の母親以外にもアイツ(カール)の愛人なんて腐るほどいる。」
貴「でも、やっぱり私には此処にいる資格はない。」
レ「はぁ。能力の事なら問題ありません。」
貴「え？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 121人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - ディアラバ大好きです最高です (2019年1月5日 11時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
ショウタ - おもろかったー！！ (2014年12月19日 1時) (レス) id: 253d031549 (このIDを非表示/違反報告)
ほわん - 面白いですね♪ (2014年11月26日 22時) (レス) id: 06bb074f5e (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き - 凄く面白かったです！続きが気になります！ (2014年11月24日 13時) (レス) id: cb7f69fdd1 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - 逆巻舞さん» 私も、ユイが出ると思ったけど、でも、ユイは、出てきて、ほしかったなと、思う(*´∀｀)ノ (2014年11月9日 7時) (携帯から) (レス) id: bf365e1090 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：胡麻ドレ | 作成日時：2014年10月25日 0時
