8話 ページ10
A『やっぱり兼さんの声だ…ここは…兼さん達が言っていた所なんだ…っ!?』
そこで私は見た。
兼さんが殴られ、蹴られ、怒鳴られているところを…
女「あんた達が悪いのよ?あんた達が私の事を“主”って呼ばないから!!私が偉いのよ?あんた達は私の物…だから何したっていいじゃない!今更歯向かうなんて許さない!あんたの相棒って言う堀川国広だって折ってやってもいいのよ?それが嫌なら私の言うことを聞きなさい!!」
ドカッ
兼さん「っ!?ゲホッゴホッ」
A『兼…さん…!?』
私は思わず手を伸ばす。
すると体が透けているのにそこに居る兼さんに触ることが出来た。
もし…もし私の声が届くのなら…
そう思い私は叫んだ。
A『兼さん達は!!!!物じゃない!!!!!!』
そう言い私はその殴っていていた女を睨みつける。
女「っ!?誰よあんた!!部外者は黙ってなさい!!」
そう言って私に平手打ちをする。
パシン!!!
私は素直に受けた。
A『兼さん達は…こんなのより全然痛い思いをしている!!!あんたが偉い?笑わせるなよ!!あんたがどこの誰だか知らないけど!!兼さん達は耐えてた!!こんな痛みより!!よくそんなこと言えるよね!!あんたの言うとうり私は部外者…でもね!!あんたがやってきた事全部自分で受けてみろよ!!あんたがやってきこと全部!全部全部全部全部!!自分で受けてみろよ!!あんたがやってきた事!絶対に許さない!!!!ならやってみなよ…兼さん達じゃなく…私に!!!!』
女「はっw偉そうにして!私が偉いのよ!?私はこいつらの“主”!何をやってもいい!!“主”だから!」
A『グチグチグチグチうっせぇな!!!!“主”がなんだ!!“主”だから何?“主”だからやっていい?巫山戯るな!!私は“主”がなんだか分からない…だけどな!!“主”はみんなを大切にして、愛してあげるのが仕事だと思う!!!なのになんで!?なんで愛してあげない!!大切にしてあげない!!それのどこが“主”だ!!お前なんか!!“主”失格だ!!!!』
私はできる限りに怒鳴った。
するとその時私の後ろから兼さんが言い放った。
兼さん「俺もあんたと同じ意見だ…俺もお前には失望した!!俺の仲間を!!安定や清光それ以外も俺の仲間たちを折った!!そんな奴を俺は主たと認めねぇ!!」
そして兼さんは刀を取り出した。
☆☆
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作者名:美刀姫 | 作成日時:2018年5月25日 18時