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A「ただいま」

私が万事屋に戻ってくる頃には神楽ちゃんと銀さんが起きていた

新八「お帰りなさい」

神楽「あれ?A姉、何か良いことでもあったアルか?」

A「ううん、何もないよ」

沖田さんに会えて嬉しかった、なんて言えるわけがなく誤魔化す

A「今から準備するから少し待っててね」

そう言うと食材を持ち、キッチンへと向かう

さっきの彼のことを思い出すとどうしても無意識に表情が緩んでしまう

銀時「お前、好きな人でも出来たか?」

A「ええっ!!??なな、何言ってるんですか銀さん」

銀時「図星だな?」

ニヤッ、と笑う銀さんに思わず包丁を振り向けそうになる

A「…好きな人出来たら駄目なんですか?」

少しだけむすっ、としながら聞いてみる

銀時「駄目なんて言ってねーよ。ここら辺には変わった奴しかいねーから不安になっただけだ」

A「銀さんは私のお父さんですか?」

わざわざ私のことなんか心配しなくても良いのに

銀時「まぁ、頑張れよ」

銀さんはそう言うと冷蔵庫からイチゴ牛乳を取ってソファへ向かって行った

A「振り向かせられるように努力します」

独り言のように呟いてからまた朝御飯作りを再開した

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作者名:ShuRa x他1人 | 作成日時:2023年1月16日 0時

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