再びラベンダーモーブと。 ページ9
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結局3分もすれば天童さんが戻ってきて昨日見た面々に加え、迎えに来ていたであろう2年生もいる。
『いや、ほんっとにすみません。
そしてありがとうございます。』
なんて頭を下げるが天童さんが
「いーよいーよ！ってかご飯作ってもらってるし。」
なんて言ってくれるからどれだけ心が救われるか…
すると憧れである“ウシワカ”が私の目の前に立つ。
慌てて1歩下がるとそれに気づいたのか瀬見さんが「若利、彼女怖がってる。」と声をかけてくれてひとまず安心できる。
少し高い位置から
「すまない。そういう意図は無い。」
と言われるがでは他にどんな意図があるのだろうか……？
「ほら、若利？」
と大平さんに急かされ
「ああ、昨日のハヤシライス美味かった。」
そんなことを急に言われ驚くのと同時に笑いが込み上げてくる。
『ふふっ……そりゃよかった。』
『改めてお願いします。』
と白鳥沢の面々にお辞儀をして業務スーパーへと向かった。
その道中は基本的に天童さんが私に話を振ってくれて案外話が弾む。
私はどちらかと言えば聞き役に回ることが多く、なにか自分のことを話すのがあまり好きでは無い。
┈┈┈┈┈
「えっ、マネちゃん名前なんだっけ？」
『南です。南』
「オッケー、南チャンね！」
「南チャンは元々バレー部だったの？」
『中学ん時はやってましたけど高校だと一切やってないですねー。』
「そっかぁ。
ねね、俺のブロック見た！？凄いでしょー。」
『あれって人の思考読んでるんですか？』
「そーそー！推測して飛んでるー」
「たまに外して監督に怒られるまでがワンセットですけど。」
「あっ、賢二郎ー！それは言わなくていいのー」
『ふふっ。仲良いんですね』
「そーそー！賢二郎とはズッ友？」
「違います。」
「あちゃちゃ……機嫌損ねちゃったカモ……」
スノーホワイトの袋越しに。→←シグナルレッドのゲッサー驚く。
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作者名：びとうぃーん。 x他2人 | 作成日時：2022年10月9日 16時
