【ハイキュー!!】稲荷崎で北さん、音駒だと南さん。 (ページ16)

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アンティックゴールドの集まり。ページ16

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「あれ……」

なんて声が聞こえ、振り向くとそこには木兎さんを除いた4人の梟谷の3年生がいた。

ついさっき言葉を発したのは1番背の高い鷲尾さんらしい。

『…！いらっしゃい。』

『ご飯は？』

と聞くと「いやまだ。」と猿杙さんが話してくれる。

「そっちこそ、おたくのセッターさんは大丈夫そ？」

と猿杙さんの後ろから木葉さんが。たしか彼は清水ちゃんいわく声をかけてきたチャラい人……らしい。

『今起きたとこみたいで。

いつもより相当動いたんでしょうね……』

と話すと「赤葦、見なかったか？」と今後は木葉さんの後ろから小見さんに聞かれる。

マトリョシカ見たい…

『ここにいますよ。』

『セッター同士仲良いんですかね。』なんて保健室の扉を指さす。

「確かに。東京組だしな。」

と納得する鷲尾さんは一番赤葦くんのことを気遣ってくれているのかもしれない。

コンコンコンっ……と規則正しく3回のノックの後「開けるぞー。」と木葉さんの声が廊下に響く。

ガチャりと開けられた保健室の扉。

つい数分前に出たはずなのに、またすぐに見るとは思っていなかった。

ぞろぞろと3年生が入っていき聞こえるのは赤葦くんの驚いた声。

ちらっと出入口から顔をのぞかせてみると「あ、木兎さんですか？」なんて赤葦くんが談話している。

「じゃぁ、お大事に。孤爪。」

と声をかけ、梟谷メンバーは保健室を出ていった。