彼女 ページ5
｢…蔵馬、あいつは何者なんだ。｣
ホテルに向かって歩き出してしばらく経ってから、浦飯は口を開いた。
｢彼女は…さっき彼女が言ったように、俺の先輩だった人だよ。AA、あの時はそう名乗っていた。｣
｢あの時は…？｣
｢俺が通っていたのは普通の中学、でも妖怪達の反応からして彼女の後ろにはBBC並に影響力のある人間がついている。恐らく、今は違う姓を名乗っているはずだ。｣
｢…A先輩がどこの学校に進んだなんて噂も聞かなかったし、本人に聞いてもはぐらかされていたからそうなんじゃないかとは、思っていた。｣
少し苦しそうに、蔵馬は言葉を紡ぐ。
｢おいおい、おめぇの先輩ってことはまだ18とかだろ？BBCの連中といや、あの左京でも40そこらに見えたぜ？｣
｢あぁ、彼女は俺の一つ上だったから…多分17だよ。でも、女性は16から結婚出来るしね。｣
17だぁ！？と桑原は声を上げるが蔵馬は諸共せずに続けた。
｢彼女の父は何かの事業をやっていて、忙しい人だと聞いた。実際、最後の授業参加くらいしか学校行事にも姿を表さなかった。その中で、闇に関わってしまったのかもしれない。｣
…蔵馬がAについて語っている頃、当の本人は、
｢美味しいですね。｣
｢あぁ、そうだね。｣
左京と共に最上階でフレンチに舌鼓をうっていた。
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もこ(プロフ) - シンアさん» ありがとうございます！更新、遅くなってすみません…… (2019年5月26日 23時) (
レス) id: fb2eac157c (このIDを非表示/違反報告)
シンア - 続き気になります(*⌒▽⌒*)更新楽しみにしてます(*⌒▽⌒*) (2019年5月17日 13時) (レス) id: f6e4c29514 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もこ | 作成日時：2019年4月18日 1時
