警戒 ページ21
｢…なんであいつと一緒に居たのかは知らねぇがよォ、あんまり関わらない方がいいと思うぜ。｣
しばらく無言で歩いていた桑原が、柄にもなく神妙な顔をして口を開いた。
不満の声も上がっているが…桑原は気にせず続ける。
｢蔵馬の昔馴染みとはいえ、なんてったって俺らをここに呼んだ張本人…左京の嫁だからなぁ。無害そうな顔して、裏で何やってるか知れたもんじゃねぇよ。｣
桑原は、意外にも警戒心が強い…いや、保守的と言った方が近いかも知れない。
飛影のように誰彼構わず牙を向くようなことはしないが浦飯のように誰でも受け入れるような立場ではなく、そして蔵馬のようにそれを隠して接するような器用さもない。
それは決して間違ったことではないし、サッパリしていて心地が良いとも思えるのだが…男性に比べて情が厚いとされる女性陣からすればあまりよく思えないのもわかる。
｢旦那がどうだって言うのさ！｣
｢そうよ！Aさんの人格には関係の無いことだわ！！｣
｢それに、私達に親切にしようとして下さいました。｣
｢カズぅ〜？あたしはそんなことで人を判断しろなんて教えた覚えないよ。｣
親切心での忠告のつもりが、総スカンである。
雪村にまで言われてしまった桑原はしょぼくれたように少し縮こまった。
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もこ(プロフ) - シンアさん» ありがとうございます！更新、遅くなってすみません…… (2019年5月26日 23時) (
レス) id: fb2eac157c (このIDを非表示/違反報告)
シンア - 続き気になります(*⌒▽⌒*)更新楽しみにしてます(*⌒▽⌒*) (2019年5月17日 13時) (レス) id: f6e4c29514 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もこ | 作成日時：2019年4月18日 1時
