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｢A先輩は高校どうするんですか？｣
｢え？｣
俺がそう聞くと、彼女は考えてもいなかった、というような顔をした。
｢お父さんに聞いてみなきゃ、分からないな…｣
｢忙しいとはいえ…そろそろそう言う話もした方が良いんじゃないですか？そろそろ三者面談もあるんでしょう？｣
これは俺が二年で、彼女は三年生になった…やはり夏の日のことだ。
その日も彼女は見方によっては暑苦しくも見える長袖のカーディガンを羽織っていた。
次の日の約束などしたことはなかった。
それでも、彼女は夏休みであるにも関わらず毎日同じような時間にこの花壇を訪れていた。
でも、高校の話をした次の日から…彼女は夏休みが終わるまで1度も姿を表さなかった。
夏休みが明けて始業式。
彼女はやっと、花壇にやって来た。
｢水あげてくれてたの南野くんだよね？ありがとう。｣
体調が悪かったのかと俺が聞くとごめんと小さく呟いて苦々しく笑った。
そうじゃないのに…そう思ったが眉をひそめた彼女は全身で聞かないで欲しいと言っているようで、俺は話題を変えた。
｢そう言えば、お父さんと話は出来ましたか？｣
ビクリと彼女の身体が小さく震えた。
｢うん、まぁ…ね。｣
もっと詳しく聞いておけば良かったと、今でも思う。
…きっとこの話を飛影にすれば、貴様は遠慮し過ぎだ、と苦言を呈されるんだろうな。
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もこ(プロフ) - シンアさん» ありがとうございます！更新、遅くなってすみません…… (2019年5月26日 23時) (
レス) id: fb2eac157c (このIDを非表示/違反報告)
シンア - 続き気になります(*⌒▽⌒*)更新楽しみにしてます(*⌒▽⌒*) (2019年5月17日 13時) (レス) id: f6e4c29514 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もこ | 作成日時：2019年4月18日 1時
