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夜明けと共に観柳の屋敷へ出向こうか。
私はなぜか元々少なかった荷物を全て捨てた。もうここに戻ってくることがないことを自分があらかじめ分かっていたかのように。
ｼﾞｬﾗ
ふと、落としたものを拾った。
剣心からもらった首飾りだった。戦いの際ははだ身離さず持っていたもの。
貴「危うく忘れるところだった。」
飾りを首に掛け、そっと触った。
貴「何事もなく戻ってこれたらどんなにいいか。」
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外に出ると剣心がいた。
貴「やはり、お前もいくのか？」
剣「こうなったのは全て拙者達の責任でござる。片を付けなくては。」
貴「嫌なら、家にいればいいだろ。私独りで殺るさ。」
剣「もっと自分の命を大切にしろ。」
彼の言葉を聞かずに外へ出ようとしたとき、斬刃刀を持った佐之助が入ってきた。
貴「お前もつくづく喧嘩をやめないな。」
佐「喧嘩屋だからな。勝ってなんぼなんだよ。」
薫「剣心！A！恵さんが！」
恵さんが残していった手紙だった。
恐らく彼女は観柳の屋敷へ行き心中するつもりなのだろう。
貴「全く世話の焼ける人間だな。」
薫「私も行くわ！」
剣「薫殿はここで。神谷活心流の当主が不在では何かあったときには何もできぬ。」
明「俺も行く！」
薫「待ちなさい！いくらあなたが着いて行ったとしても足を引っ張るだけよ。」
明「うるせー！」
貴「弥彦。薫さんとこの道場を守ってほしい。約束してくれるな？」
明「... 分かった。」
弥彦に頭を撫でた後、踵を返してそのまま道場を後にした。
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雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?るろうに剣心の張×女体化そうじろうの恋愛長編を作って貰いますかな?始まりの出会いは幼少期で志々雄を出会う前で (2019年1月22日 17時) (
レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
RUKA(プロフ) - はなりさん» ありがとうございます。頑張ります。 (2018年4月7日 12時) (レス) id: d7519afb96 (このIDを非表示/違反報告)
はなり - 続き気になります！更新頑張って下さい！ (2018年4月7日 11時) (レス) id: a9574a3736 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUKA | 作成日時：2018年3月31日 12時
