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【A】
大包平「なにぃぃいいいい!!!??水着を忘れただとぉおおおお?!」
鼓膜が破れんじゃねえかってほど大声で叫ぶ大包平。
私だけでなくクラスメイト達も耳を塞いでいた。
おい大包平、お前私の刀剣だろ。
もうちょい優しくしてくれてもいいんじゃない?
大包平「お前には罰として仕事をしてもらう!!鶯丸!!どこへ行った鶯丸!!」
A「仕事詰めの主を労る心を知らんのか」
大包平「問答無用だ!!!!」
A「......クソ野郎(ボソッ)」
大包平「なにぃぃいいいい!!!??」
A「分かったからまじで声抑えろよ!!!!」
なぜこいつが生徒から人気があるのか理解不能だ。
特に運動部の子達から大変リスペクトされている。
あれか、熱血教師的なやつだからか。
大包平「鶯丸!!早く来い!!!!!」
私は周囲を見渡した。
鶯丸はパラソルの下で涼しんでいる。
サングラスを外しながら近づいて来た。
そして不機嫌そうに言う。
鶯丸「大包平、もう少し静かにしろ。不憫だとは思わないか?」
A「えっ、鶯丸、ありが────」
鶯丸「この俺が」
だよな。
お前ってそーゆー奴だもんな。
私が馬鹿でしたよ、えぇ。
こりゃもう仕事するしかないな。
どうせ雑務だろうけど。
半分諦めかけたその時、助け舟がやって来た────
燭台切「あ、良かったぁ。まだ授業始まってないね」
みっちゃん!!!!
私はすぐさまみっちゃんの背後に隠れた。
みっちゃんも小声で庇うようにして言ってくれる。
燭台切「ごめんね、突然。実は主...じゃなかった。Aさんの水着僕が用意し忘れちゃったんだ」
ナイスフォロー!!!
さあそのまま私を見学させる方向へ持って行くんだ!
みっちゃん、期待してるぜ!!
大包平「む、そうなのか?」
燭台切「うん、僕に免じて許してくれないかな?この埋め合わせとしてそうだなぁ...Aさんには僕の仕事手伝ってもらうから」
A「は?」
大包平「それなら致し方ない。そいつを連れていけ」
A「は?」
燭台切「ありがとう!!」
A「は?」
世の中みんなクソだ。
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瑠々亜(プロフ) - ゆりかさん» コメントありがとうございます。推しである加州くんがなかなか暴走しておりますが乱ちゃんも添えるとJK度増して好きです笑 更新頑張ります。 (2017年8月20日 14時) (レス) id: 95173b8ff8 (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - 天ノ弱な月猫さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて良かったです。更新できる時に頑張って書きますね! (2017年8月20日 14時) (レス) id: 95173b8ff8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか - 凄い………!面白い………!清安良いな!!!最後の乱ちゃんと清光ちょー可愛い!!!更新頑張って下さいな!応援してまっせ! (2017年8月20日 1時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
天ノ弱な月猫(プロフ) - すごく面白いです!気に入りました!更新待ってます! (2017年8月19日 5時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - マイさん» コメントありがとうございます!三日月おじいちゃんを生徒にしてしまうのも厄介だなと思った結果、更に不安な実習生にしてしまいました笑 頑張って更新します!! (2017年7月23日 10時) (レス) id: 95173b8ff8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠々亜 | 作成日時:2017年7月21日 20時