女房は世界一怖い。でも好き

名前を呼ぶ ページ37

銀さんside





すげぇなここ


めっちゃお城やん


シンデレラみてぇなところだ


こんな国があったとは知らなかった。



新「Aさーん！どこですかー？！」



神「Aー！！」



さーてと

ここまで来たら後戻りはできねぇ




A、捕まえちゃうからな。





「君がA殿の花嫁修業先か、ふっ...なんて下劣な輩だ。彼女には相応しくない」



銀「んだとこのヒゲモジャ」



「な”っ！！貴様ぁあああ！」



あ、ヒゲモジャって言われるの嫌なんだ



あれだろ


影で皆にヒゲモジャって言われてんだろ




銀「修行だかなんだか知らねぇがな！坂田家に嫁いだなら坂田家のルールに従ってもらわねぇと困るんだよ！」




「そんなのが通用すると思っt────」









貴「あーあ、うまく逃げたつもりだったのになぁ」




階段からゆっくりと降りてきて姿を現した。



俺の女房、坂田A。




新「Aさんっ！」



神「Aっ！」




目が合うとAは微笑んだ。




そして俺の名前を────





貴「神楽ちゃんっ！会いたかったよ」








呼ばずに神楽の名前を呼ぶ。




流石俺の嫁。

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