女房は世界一怖い。でも好き

女房 ページ1

銀さんside




目覚まし時計を見ると時刻は午前6時。



たまにこうやって朝早くに目が覚めることがある。


そして少し違和感があった。




ん？




嫁がいないんですけどォォおおおおお？！




朝寝坊の嫁がこんな時間に起きている筈ない！



俺はもうひと眠りしようと思っていたがそんな思考はすぐに無くなり布団から飛び出す。





どこ行った？！


空き巣が入って…まさか？！





銀「Aーーーーーーー！！」




貴「うるせーよ」




銀「ぐはっ！！」






襖を開けたと同時に鈍い音がして頭に激痛が走る。



いってぇ……………




顔を上げると俺の女房である坂田Aが俺を見下していた。




銀「………おはようございます」




貴「おはよう」





銀「…………今日は朝早いですね」




貴「あぁ。不倫してたから」




銀「はぁあああああああああ？！」




貴「嘘だよ」






身体が崩れる。



Aは笑いながら、今日はごみ捨てがあったからだよ、と言った。





いや、笑えないんですけど


もっとましな嘘を言ってください。








貴「何拗ねてんだよー」




銀「うるせぇ」




貴「私が銀さん以外とつるむわけないじゃんｗ」









俺の嫁は世界一

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