注意報6 ページ7
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結局、あの後うるさくしたせいで烏養さんから怒鳴られた。
『……あんたのせいだからね。』
「あんまん食べながら言わないでくれませんか。」
隣を歩く私に、月島は言う。
なぜ、帰る方向が一緒なのか。
山口でも居ればもう少し楽なのだが、生憎今日はサーブ練に行ってしまったし。
そんなことを思いながら、私は最後の一口のあんまんを口の中に入れる。
『……美味しかった。』
「また太りましたね。」
『黙りなさい、月島ほたるくん。』
「ほたるなんて、本気で間違えた人初めて見ましたよ。」
『いつの話をしを……て言うかわざとだし！』
蛍と書いて、けいと読む。
そのくらい、私だってわかってた。
でも、興味本位で呼んでみたくなるじゃん。
だからコイツが入部した日に、ふざけてほたるくんて呼んでやったんだ。
なのに！あからさまに嫌そうな顔で、
「……馬鹿ですか？」って、私先輩だからね。
それに初対面だったんだよ。
『ほんと、なんでそんなにひねくれてんの？少しはのってくれたっていいじゃん。』
「なんで僕がそんな面倒なことに付き合わなくちゃいけないんですか。」
『……可愛くない。』
「それはどーも。」
やはり可愛げなく、そう呟きながら月島は私から顔をそむけた。
ほんとに、掴みどころがない後輩だ。
『て言うか、面倒なことが嫌いなら、私にいちいち絡んでこなければいいじゃん。』
「……………！」
私がそう聞くと、月島は驚いたような顔でこちらに振り向いた。
え、なに。その反応。
ちょっと初めて見る顔なんですけど。
そして、まただんだんと表情を曇らせながら言う。
「……ほんと、ムカつくこと言いますよね。」
『……いつも言うけど、喧嘩売ってんの？』
「別に……。」
それだけ言うと、月島は先程と同様、私から顔をそむけた。
かと思うと、
彼は首にかけていたヘッドホンを手に持ち、耳につけようとしたところで、
なぜか動きを止め、口を開いた。
「先輩がバカで面白いから、やめないと思いますよ、絡むのは。」
その口角は、少しだけ上がっている。
言うだけ言って、月島はヘッドホンを耳につけた。
『……覚えてろよ月島ほたる。』
どうせ聞こえてない事をいい事に、私は隣でぼそっと呟く。
絶対この可愛げの無い後輩を、
いつかぎゃふんと言わせてやる。
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流南涙(プロフ) - せなさん» ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！！ (2018年10月20日 21時) (
レス) id: 922addf14e (このIDを非表示/違反報告)
せな - 続編おめでとうございます!!!面白いです!!! (2018年10月20日 12時) (レス) id: d379028483 (このIDを非表示/違反報告)
流南涙(プロフ) - 誉loveさん» わざわざコメントありがとうございます！ツッキーイケメンですよね笑続きが早く更新出来るよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2018年10月14日 8時) (レス) id: 922addf14e (このIDを非表示/違反報告)
流南涙(プロフ) - 俺の愛は前野さんのためにあるさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいかぎりです！更新頑張りますので、是非ともよろしくお願いします！ (2018年10月14日 8時) (レス) id: 922addf14e (このIDを非表示/違反報告)
誉love(プロフ) - 流南涙さん» ツッキー好きなので続き気になります!!ツッキーイケメン (2018年10月13日 22時) (レス) id: dc35ad2dcd (このIDを非表示/違反報告)
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