注意報26 ページ27
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『へっくしょん…！』
「……風邪決定ですね。」
『私はこのくらいで風邪なんか引きませんー。』
「あぁ、確かに。何とかは風邪引かないって言いますもんね笑」
『ワタシこれでも進学志望なんだケド。』
わざとらしく笑を浮かべる月島の脇腹に
軽く手でチョップを入れる。
が、彼は全く動じない。
「力弱すぎません？」
『て、手加減したの！』
「ふーん。まぁ、良いですけど。」
くそ、折角タオルで拭いてくれて見直したなんて思っていたのに。
あの後、すぐにTシャツを脱いで制服に着替えた。
ボトル洗って自分がビッチョビチョなったなんて、
龍やノヤ、菅原さんにも笑われた。
菅原さんはともかく、アイツ等にだけは笑われたくなかった。
『んー、ちょっと寒い。』
季節は夏だが、ずぶ濡れになってからだと
夜だという事もあって少し冷える。
取り敢えず、濡れた髪は一つに結んではいるのだが
髪が長い為、首筋に少し当たるだけでスースーするのだ。
「寒いなら、着れば良いじゃないですか。」
『いや、今日黒ジャージ忘れちゃったんだ笑』
私の答えに、月島は浅いため息を吐いた。
これさっきも聞いた。そして、これは呆れてる時のため息だ。
『だって今日着ないと思ったし！暑かったじゃん、今日！』
「ハイハイ、言い訳は良いですから。」
『なぁ！言い訳って……』
少しムカついたのでそう彼に言い返そうとした時、
ふと、肩を何かがおおう感覚が。
『えっと、これ。』
「見れば分かりますよね。……僕の、貸しますから。ソレちゃんと着てください。」
彼はそう言いながら、私の方を指さす。
見れば、肩には明らかにサイズの大きい烏野バレー部のジャージがかけられていた。
『え、悪いって！』
「大丈夫ですから。」
『いや、だって月島の……くしょんっ…！』
「ほら、ちゃんと着てください。」
『っ……分かったよ。』
渋々、私はそのジャージに腕を通す。
やはり予想通りぶかぶかだ。
でも、そのおかげで段々と身体が温まってくる。
『へへ、温かい……！』
「っ……そうですか。」
そう言うと、月島はそっぽを向いて
首にかけていたヘッドホンをつける。
なんだか今日は、生意気な後輩がちょっと可愛くみえた。
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プロフィールに夢主のイメ画載せておきました。
私の下手くそな絵でよろしければ見て見て下さい。
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流南涙(プロフ) - せなさん» ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！！ (2018年10月20日 21時) (
レス) id: 922addf14e (このIDを非表示/違反報告)
せな - 続編おめでとうございます!!!面白いです!!! (2018年10月20日 12時) (レス) id: d379028483 (このIDを非表示/違反報告)
流南涙(プロフ) - 誉loveさん» わざわざコメントありがとうございます！ツッキーイケメンですよね笑続きが早く更新出来るよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2018年10月14日 8時) (レス) id: 922addf14e (このIDを非表示/違反報告)
流南涙(プロフ) - 俺の愛は前野さんのためにあるさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいかぎりです！更新頑張りますので、是非ともよろしくお願いします！ (2018年10月14日 8時) (レス) id: 922addf14e (このIDを非表示/違反報告)
誉love(プロフ) - 流南涙さん» ツッキー好きなので続き気になります!!ツッキーイケメン (2018年10月13日 22時) (レス) id: dc35ad2dcd (このIDを非表示/違反報告)
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