後輩注意報発令しました。【月島蛍】

注意報21 ページ22

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『絶対誤解された！！』



「面倒な人から逃れられて、よかったじゃないですか。」



『もっと言い方あるでしょ、言い方が！！』





帰り道、例の如く2人。


私は月島に、先程のドリンクの件を話していた。


にろくんに絶対誤解されたまま、結果部活が終わりイマココ。


別に、面倒が無くなったのはいい。


だが、色々と私のプライドが許せなかった。





『ドリンク作れないと思われたよ。不味いって。』



「……そうですか。」



『だから！そうですかじゃ済まないから！あー、なんであんなのがマネージャーやってんの、とか、潔子さんに負担かけてんだな、とか。ある事ない事思われて幻滅されちゃうかもしれない……！』



「………されればいいじゃないですか。」



『はぁ！？』





不機嫌そうな顔で、月島は私にそう言った。


こんの後輩……！！





『印象ってのは大切なんです！！誰だって好かれたいもんでしょ！他人にどう思われるとか、気にしないの！？』



「っ……じゃあ、先輩は二口さんに好かれたいんですか。」



『……え？』





それは、なんだ。


Likeか、それともLoveなのか。


月島がなぜそんな事を聞いてくるのかさっぱり分からない。






「だから、そんなに必死なんですか。」



『違う、それは違う。にろくんを異性として思った事ないし。いや、異性だけどね。て言うか、私好きな人いないし！』



「……ははっ。」



『ちょ、何笑ってんの？』





過去一番位の笑顔を見せ、笑う月島。


腹を抱えて、小刻みに震えている。



珍しいと思うと同時に、少しの怒りを覚えたのはいつもの事だ。





「スミマセン、言い訳があまりにも馬鹿っぽかったので笑」



『なぁっ！て言うか言い訳じゃないし！』



「へぇ、そうですか。」



『くっそムカつく！！』





何だろうね、今日はとっても後輩が生意気に思いました。









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