夢小説まで浄化された【文アル】【文スト】

拾話 ページ12

『ふぅ、、今日はあと報告書だけかぁ。』

司書室に戻ってきた私は椅子へ腰掛けた。

机の上には今日の2件の報告書が。


やらないといけないとわかっているのに忙しくて書けていなかった図書館の現状報告書もある。



ｺﾝｺﾝ



『はい、どうぞ？』

「やあ、Aちゃん。今日の手伝う仕事は残っているかい？」



やってきたのは今日の助手の芥川先生だった。私がここにきてから最初に転生させた先生だからこそ仕事を頼むことも多い気がする。



『ええっと、わざわざありがとうございます。後で最近の様子をまとめたいので皆さんから見た最近の様子を聞いても？』



「最近ねぇ、大きなことと言ったら、やっぱり真那ちゃんがいなかったことだよね。他は、、みんな無事に過ごしてるし、そんな感じでなんともないよ」


『そんな感じですね！わかりました、、書いておきます』

『ありがとうございました。今日手伝っていただく仕事は以上です。』



私は仕事が増えることを察しながら返事をした。


「わかったよ。もっと頼ってくれて構わないからね？絶対無理しないでね」



『わかりました。ありがとうございました。』


そうして芥川先生は部屋から出て行った。


あ、今日の夕食何にしようかな。




そんなことを考えながら私は今日の報告書に取り掛かった。





“““第一の潜書“““
文豪 太宰治、坂口安吾、織田作之助
結果 成功
被害 太宰治がその他2人を庇って負傷。気を失ったようだったが、数時間後無事回復。目立った傷もなく元気なようだった。





“““第二の潜書“““
文豪 尾崎紅葉 泉鏡花 徳田秋声
結果 成功
被害 目立った被害なし

拾壱話→←仇話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す