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流星「……やから、っ、おれに
近づかへんほうが、ええ、ですよ、」
望「……なんで、？」
流星「……、きらわれもの、やから、」
望「……、嫌われ者、？
え、でもこんなイケメン、やのに、」
流星「……告白、してくれる女の子も、
俺が、こんな体質やから、
みんな嫌になって、逃げていきます、
……同情ばっかり、です、」
……なんも言えへんかった。
まるで風船の空気が抜けるように
隠しとった本音を並べる彼は、
やっぱり綺麗で、ずっと見ていたくて、
流星「……あ、ごめんなさい、
おれ、なにいうとるんやろ、へへっ、」
滑るように頬を伝う涙も、
窓から差し込む光に反射する。
忘れてくださいって下手くそな笑顔を
見せて強がる彼が
目を離せば消えていってしまう気がして、
流星「……っ、」
望「……もうええ、ええよ、言わんで、」
……思わず、抱きしめていた。
流星「……いや、っ、、」
ふるふると震える彼は
弱い力で俺の肩を押して抵抗する。
流星「……優しくしないで、くださいっ、
俺は、っ、、おれは、
……のぞむくんを、頼りにしてまう、
もう、人を傷つけたくないんです、っ、」
望「……、頼りにしてよ」
俺のこの一言で、彼の動きが止まった。
望「……俺で良かったら、やけど、
ずっとそばにいたいです、俺が守ります」
そのままどのくらい時間が経ったんか、
耳元で聴こえる彼の呼吸が
少しだけ乱れて、抱きしめていた体の
力がふっと抜けた。
……あぁ、泣いてるんや、
流星「……に、、てっ、、」
望「……ん？」
流星「……そばにいて、ください、っ、」
望「……うん、っ、」
いつの間にか彼も俺の背中に
手を回してくれて、
泣きじゃくる彼の背中をいつまでも
摩り続けた。
……藤井流星
これは、君と俺の、出会いのお話。
fin.
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夏空(プロフ) - めぐさん» ありがとうございます！！かみしげ最高ですね◎ (2020年4月20日 20時) (
レス) id: eb910860dd (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - ラブクリのはなしはすきすぎる。。。 (2020年4月20日 18時) (レス) id: 8bbaf315cc (このIDを非表示/違反報告)
夏空(プロフ) - めぐさん» わわ！ありがとうございます〜！こうやって感想頂けるのすごく嬉しいです（ ; ; ）かみこたもBADもいいコンビですよね、！！ぜひなんでも送ってください〜〜！ (2020年4月20日 9時) (レス) id: eb910860dd (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - かみこただいすきなんですけど、、、これは泣きました、、、ちょっとかみちゃんらしいなあああ (2020年4月20日 3時) (レス) id: 8bbaf315cc (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - まってまって、、あっくんの服着たじゅんたは反則、、（）文章好きです〜！！ (2020年4月20日 3時) (レス) id: 8bbaf315cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏空
| 作成日時：2019年3月31日 20時
