エンディング

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智洋「......わぁ、、」









大毅「すげぇ、綺麗やなあ、」









でっかいツリーのイルミネーションの
前に立ったともは口が開きっぱなしで。









げほげほ咳をしながらも、大毅来て！
って写真を求めてくるとこは
熱があっても全然変わらへん。









大毅「......わ、、とも見て！」








イルミネーションの隣には
きっと景色を一望できるであろう
でっかい観覧車があって、






乗る？って聞くと、うんうん！って
激しく首を振るとも。




まあ、ともの休憩にもなるしええか、
って納得して入口を探す。









大毅「......うわー、でも列やばいな、」









予想は出来とったけど行ってみたら
クリスマスやしイルミネーションやし
まあすごい行列で。






そんでもともは並ぶ気満々やから
俺も横に並んだ。









大毅「ともー、大丈夫？」









智洋「......ん、大丈夫、！」









ふわりと笑うともを見て
熱は高いみたいやけどまだ元気は
あるから大丈夫やな、なんて
安心しとった、この時は。









大毅「......とも、しんどいやろ、おいで、」









暫く並んどってやけに喋らんと思ったら
ともは俯きがちに泣きそうな顔をしとって。






帰ろなんて言うても聞かんことは
分かっとるし、とりあえず俺の
腕の中に閉じ込める。






......んー、やばいかもな、







背中を摩ると頭をぐりぐりと
俺の胸に押し当ててくるとも。









大毅「もーちょっとやから、大丈夫、」









智洋「......っ、は、、んん、」









普段のともは俺がジュース零したら
持っとったタオルでさっさと拭いたり
完全に俺のおかんって感じやねんけど、
今日ばっかりはそうもいかんわな、







俺のパーカーをきゅって握りしめて
訳分からんくらいしんどい体を
どうにかしようとしとってほんまに
俺が変わってやりたくなる。









スタッフ「次の方、どうぞ〜」









大毅「......え、あ、はい、」









タイミング悪く呼ばれた俺らは
やってきたピンクの観覧車に乗り込んだ。









向かい合わせでともが座れる元気
なんてきっとないし、2人やんに
揃って横並びで座る。

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