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……って、決意したのに。
次の日、話しかけることはおろか、近寄ることさえできないまま、５限目・数学に突入。
昨日、宣言した後、「よし！じゃあ話しかけられなかったら、俺らにアイス奢れよ！」とわっくんに言われていて。
(ちなみに「えぇ〜。冬にアイス……？」というウッチにーのつぶやきは無視されていた)
ウッチには何を求めてくるかわからないし、わっくんはハーゲン〇ッツとか言い出しそうなので、やっぱり今日はちょっと……というわけにもいかない。
少し、言い訳をさせてもらうと、１〜４限目までは移動教室が続いていて、休み時間らしい休み時間はなく、朝の弱い俺に早く登校することはハードルが高いので、朝も話しかける余裕もなかった。
……はい、ごめんなさい。後者は完全に自己責任です。
どうしようかと頭を悩ませていると。
「お、今日は日直海原か。じゃあ、黒板消すのが楽になるように、１番上から書いてやるからな」
「なんの嫌がらせですか？」
耳に入った、先生とAちゃんの会話。そして起こる笑い。
どちらかというと堅めなAちゃんは、授業中に先生にいじられるタイプの子ではないのだけれど、数学の授業は先生が女子バスケ部の顧問なので扱いがわかっているらしく、うまくいじって授業を進めている。
……ん？
日直、黒板……。
……ちょっと、思いついたかも。
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「起立、礼」
俺の号令に合わせて、ありがとうございました、の声が響く。
そのまま休み時間になり、Aちゃんが黒板の前に立ち、黒板消しで消し始める。
が、高いところには苦戦していて、ぴょんぴょん飛んでいる。
……よし、今だ。
俺は席を立ち、同じく黒板の前へ。
そして黒板消しを手にし、上から消していく。
「え？……あ、皇輝君？うわ、ごめん！ありがとう」
気付いてAちゃんが俺に声をかける。
「ううん、高いところ大変でしょ。だから、気にしないで」
微笑んで返しつつ、作戦通りに事が運んだことに、心の中でガッツポーズをしていた。
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夜桜(プロフ) - 佐々木さん» やってますよ！上の概要欄に、リンク張っておきますね！ (2020年5月21日 17時) (
レス) id: cf27befcc6 (このIDを非表示/違反報告)
佐々木(プロフ) - Twitterとかってやってないんですか？ (2020年5月19日 15時) (レス) id: e312adaa83 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - yukaさん» コメントありがとうございます！一味違った展開を意識して書いているので、そう言っていただけて嬉しいですし、自信が持てました！更新頑張るので、今後もよろしくお願いします！！、 (2020年5月3日 6時) (レス) id: cf27befcc6 (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - 設定やストーリーが好きでいつも楽しみに見ています！これからも頑張ってください(^^)/ (2020年5月2日 19時) (レス) id: 3e645c5e38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜 | 作成日時：2020年4月6日 15時
