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「Aちゃん」
「ん？」
「ほんっとうに、ありがとう！！」
この約１か月の感謝を伝える。
が、よくわかっていない様子で、つい笑うと「なんで！？」文句が飛んでくる。
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俺は昔から、人を引っ張る役を任されがちだった。
最初は純粋に楽しんでいたけど、年齢が上がるにつれてプレッシャーも感じるようになって。
行事は、成功させないといけないという義務感が強くなっていって。
俺に任せてくれた周囲の期待を裏切りたくなくて。
全部、１人で済ませようとする癖がついていた。
でも、Aちゃんが手伝ってくれて、人に頼ることを覚えて、気持ちが軽くなっていくのを感じた。
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・
「Aちゃんがいっぱい手伝ってくれたから、体育祭めっちゃ楽しかった！」
だからありがとう、と言うと、
「本当に？私、皇輝君の力になれてた？」
なんて、あまりに心配そうにするものだから、俺はニヤッとして、
「じゃあ、頭なでなでしてあげようか？」
とからかってみる。すると、
「え！？や、ちがっ、私、」
本気で焦る彼女に思わず笑みを溢すと、冗談だと気づいたらしく、もー！と怒られる。
「でも、良かった…」
ほっと安心したように。
１位取れたこと？と聞くと、それもだけど、言って躊躇う様子を見せつつ。
「……皇輝君の力になれたことが嬉しくて」
嘘偽りのない言葉と微笑み。
＿＿＿＿＿＿＿＿胸がドクンと音をたてた。
……どうやら「好き」を考える手間は省けたようで。
とりあえず……。
湧先輩に恋愛の指南をしてもらうところから始めようと思います。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿競技中を一切描かずして体育祭が終わったこの奇跡。次から第二部です。
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夜桜(プロフ) - 佐々木さん» やってますよ！上の概要欄に、リンク張っておきますね！ (2020年5月21日 17時) (
レス) id: cf27befcc6 (このIDを非表示/違反報告)
佐々木(プロフ) - Twitterとかってやってないんですか？ (2020年5月19日 15時) (レス) id: e312adaa83 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - yukaさん» コメントありがとうございます！一味違った展開を意識して書いているので、そう言っていただけて嬉しいですし、自信が持てました！更新頑張るので、今後もよろしくお願いします！！、 (2020年5月3日 6時) (レス) id: cf27befcc6 (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - 設定やストーリーが好きでいつも楽しみに見ています！これからも頑張ってください(^^)/ (2020年5月2日 19時) (レス) id: 3e645c5e38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜 | 作成日時：2020年4月6日 15時
