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- zoro side -
茶屋の裏手から生い茂る木々の樹頭が
僅かながら カサカサ と音を立てて揺れる。
？？？『そんな身体で3時間も歩いたら、
お兄さん死ぬよ』
女らしき声のする方を見上げると、
木々が揺れ動く位置が少しずつ移動していく。
その位置は紛れもなく
こちら側に近づいてくる。
何か来る。
そう悟った俺たちは
揺れ動く木々の上部隙間に
視線と注意を強く注いだ。
大木を揺らすほどの風が来たのと同時に、
目の前を何かがしなやかに舞った。
蒼白の髪をなびかせた
少女だった。
ゾロ・サンジ「……！？」
-カランコロン
そんな音を立てながら、
木製の下駄は綺麗に地面に着地した。
身体の軸を微塵もズラすことなく、
白い浴衣姿の少女は
華麗に舞ったのだった。
真紅の前坪は
群青色の鼻緒を縛っている、
可愛らしい下駄だった。
下駄から伸びたスラリとした脚は
雪のように白く、
風に舞う白色の生地の浴衣で隠れていた。
その浴衣は藍色で花模様が縫われてある、
綺麗目なデザインのものだった。
これでもか、と言うほど
締め付けられた紺色の帯は、
身体のシルエットの美しさを
引き立たせている。
少しはたけている胸元より長く伸びた
蒼白色の髪は、絹のように美しく、
風に抗うことなく
滑らかに揺れ動いている。
色気のある首元から顔にかけては
髪によって少し隠れているが、
女の美しさは隠しきれていなかった。
際立った鼻筋と、整いすぎた眉毛、
真っ白で傷１つない肌と、真紅の唇に、
凛とした二重瞼。
猫に似た悪戯な雰囲気を持つ目元からは、
幼さを伺える。
長すぎる睫毛の奥に見える瞳は
髪色と同じく蒼白で、
獣と似たようなギラつきを感じた。
綺麗だとか、可愛いだとか、
そんな安っぽい言葉で表してはいけないほどの、
美しさだった。
“絶世の美女”。
この世に存在していることが
疑わしいほどの美貌。
そんな言葉が頭をよぎった。
…俺は一瞬、呼吸をすることを
忘れてしまったのだった。
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明煌羅(プロフ) - 絹さん» こちらこそです！ここに来てまだ間もないので返信の仕方が分かんなくて・・・。レスが遅くなってごめんなさい！読んでいただけるの嬉しいです(*´▽｀*)初心者なので拙い小説ですが・・・。 (2019年8月27日 6時) (
レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
絹(プロフ) - 明煌羅さん» 明煌羅さんも書かれてらっしゃるんですね！！勿論です！！お伺いにあがります(￣^￣)ゞレスありがとうございます＾＾ (2019年8月26日 21時) (レス) id: 06b618a65c (このIDを非表示/違反報告)
明煌羅(プロフ) - 絹さん» はい(*´▽｀*) わたしも小説出してるので、気が向いたら見てみてくださいm(_ _)m 絹さんのこの小説、独りの心をすごく癒してくれます！ (2019年8月26日 18時) (レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
絹(プロフ) - 明煌羅さん» 明煌羅さん！！とっても嬉しいコメントありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡もっともっとキュンキュンしていただけるように頑張りますね！！ (2019年8月26日 18時) (レス) id: 06b618a65c (このIDを非表示/違反報告)
明煌羅(プロフ) - 続きも楽しみにしてます！すごく面白いです！ (2019年8月26日 17時) (レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絹 | 作成日時：2019年8月24日 0時
