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- zoro side -
船内に5日も居ると、
イチゴもすっかりクルーたちと打ち解けていた。
ナミは女の子の扱いが分かっているので
二人でいる時はとても楽しそうにしている。
男部屋と女部屋を繋ぐ緊急出入り口を伝って
夜な夜な楽しそうな二人の声が聞こえてくる。
サンジがこっそりイチゴにだけ
手作りのお菓子を食べさせているのも知っていた。
今日の昼間はウソップとルフィと3人で
楽しく釣りをしているのも見た。
…イチゴはすごく真っ直ぐで幼い。
彼女が嘘をつけないことは、
誰もが見抜いていると思う。
きっと彼女自身、それを分かっているから
何も言わないのだ。
彼女の生まれた島のこと、
彼女の探す姉のこと、
彼女が謎の組織に追われている理由、
それらについては、
何一つ、口を開かない。
……きっと黙っておく必要のある、
相当な理由があるに違いない。
だから、彼女がこうやって
姉の話をすることは
特別な事なのだった。
イチゴ「きっとゾロも、
お姉ちゃんには敵わないと思うな、イチゴ」
月明かりで、
彼女の左腕の水晶が、綺麗に光輝いていた。
…この水晶のブレスレットを
誰に貰ったとか、
何の意味があるとか、
聞いても何も答えないんだろうな。
そんなことをまたぼんやりと
俺は考えていた。
イチゴ「…いつ見ても、どこから見ても、
何をしてても……。
ずーーーっと綺麗なの…」
……そんなやつ居るかよ…。
なんて俺は鼻で笑いながら言った。
…くいなやナミ。
その他諸々、俺はここまで生きてきて
色んな女性にあってきた。
確かに顔は整っていると思う。
可愛らしいな、と思ってしまう一面はある。
守ってやりたくなる時もある。
……それ以下でも、それ以上でもない。
イチゴ「……うん。
……ゾロは出会ったことないんだね。」
悟ったようなイチゴの声に、
俺は思わず顔を上げた。
子供がする表情とは思えない、
その顔つきに、
俺は少々、自分の言動を反省した。
どうやら、
ただの“お姉ちゃんが大好きな妹”
という訳ではなさそうだ。
イチゴ「…私ね……。
これまで島を出てから色んな人に
お姉ちゃんの話をしたの。
…でも皆んな、どんなに詳しく説明しても
『そんな人居ない』って、言うんだ」
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明煌羅(プロフ) - 絹さん» こちらこそです！ここに来てまだ間もないので返信の仕方が分かんなくて・・・。レスが遅くなってごめんなさい！読んでいただけるの嬉しいです(*´▽｀*)初心者なので拙い小説ですが・・・。 (2019年8月27日 6時) (
レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
絹(プロフ) - 明煌羅さん» 明煌羅さんも書かれてらっしゃるんですね！！勿論です！！お伺いにあがります(￣^￣)ゞレスありがとうございます＾＾ (2019年8月26日 21時) (レス) id: 06b618a65c (このIDを非表示/違反報告)
明煌羅(プロフ) - 絹さん» はい(*´▽｀*) わたしも小説出してるので、気が向いたら見てみてくださいm(_ _)m 絹さんのこの小説、独りの心をすごく癒してくれます！ (2019年8月26日 18時) (レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
絹(プロフ) - 明煌羅さん» 明煌羅さん！！とっても嬉しいコメントありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡もっともっとキュンキュンしていただけるように頑張りますね！！ (2019年8月26日 18時) (レス) id: 06b618a65c (このIDを非表示/違反報告)
明煌羅(プロフ) - 続きも楽しみにしてます！すごく面白いです！ (2019年8月26日 17時) (レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絹 | 作成日時：2019年8月24日 0時
