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- sanji side -
-ドドドドド
急に地響きが足元から聞こえ始めた。
急な出来事に頭が回らず、
俺はしばし、体制を整えるのに精一杯だった。
……何だこれ…、地震か………？
そうなると高波はもちろん、
ナミたちも心配になる。
次第に家の柱がメキメキと音を立て、
今にも崩れそうな予感がする。
「まずい……、悪魔の力だ………」
「違いねぇ、とにかくずらがるぞ」
どうやら中の男たちも、
この危険を察知したようだ。
サンジ「…何が悪魔の力だよ……笑」
この島ではそんな風潮があるのだろうか。
くだらないと気にも止めずに、
俺は崩れゆく部屋に一気に飛び込んだ。
「何っ！？」
「誰だてめぇは！？」
男たちに気づかれるも、
俺がこんなチンピラに捕まるわけもなく、
そのまま軽やかに女の子を抱え、
ついでに落ちている草履も拾い上げ、
部屋の窓から飛び出ることに成功した。
壊れる寸前だった古民家の天井から
少し木屑が頭にかかったてしまったようだ。
目にも少し入ってしまって
走りにくい。
- ガシャーン
古民家が完全に潰れる音を
背中で聞きながら、
とにかく俺は女の子と草履を抱えて
港の方へ走った。
外で地震は無かったらしく、
他の建物は一つも潰れてはいなかった。
……だとすると、
あの古民家だけを狙った地揺れだったのか…？
“悪魔の力” 。
その言葉が一瞬、俺の頭をよぎるのだった。
サンジ「あー、まったくどーなってんだ？
この島はよ……」
一人でぼやきながら
俺はとにかく走った。
「待てそこの金髪ー！！！」
「その子供を返せーーー」
後ろから先ほどの2人の男たちの声が響いてきた。
……厄介なことになった。
と半ばうんざりしながらも、
俺は走る足を止めることはできなかった。
サンジ「お嬢ちゃん、お家はどこだい？
お兄さんがこのまま送って行ってあげるから、
家が見えたら教えてほしいなぁ」
左肩に担いだ女の子に
俺は優しくそう話しかけた。
ぼんやりとする女の子からは
いつのまにか鼻血が伝っていた。
「助けてくれてありがとう、お兄ちゃん。
……でもね、私のお家はここじゃないの」
眠そうな声でそう言われ、
俺は体力切れと見れる女の子の顔を
そっと覗き込んだ。
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明煌羅(プロフ) - 絹さん» こちらこそです！ここに来てまだ間もないので返信の仕方が分かんなくて・・・。レスが遅くなってごめんなさい！読んでいただけるの嬉しいです(*´▽｀*)初心者なので拙い小説ですが・・・。 (2019年8月27日 6時) (
レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
絹(プロフ) - 明煌羅さん» 明煌羅さんも書かれてらっしゃるんですね！！勿論です！！お伺いにあがります(￣^￣)ゞレスありがとうございます＾＾ (2019年8月26日 21時) (レス) id: 06b618a65c (このIDを非表示/違反報告)
明煌羅(プロフ) - 絹さん» はい(*´▽｀*) わたしも小説出してるので、気が向いたら見てみてくださいm(_ _)m 絹さんのこの小説、独りの心をすごく癒してくれます！ (2019年8月26日 18時) (レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
絹(プロフ) - 明煌羅さん» 明煌羅さん！！とっても嬉しいコメントありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡もっともっとキュンキュンしていただけるように頑張りますね！！ (2019年8月26日 18時) (レス) id: 06b618a65c (このIDを非表示/違反報告)
明煌羅(プロフ) - 続きも楽しみにしてます！すごく面白いです！ (2019年8月26日 17時) (レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絹 | 作成日時：2019年8月24日 0時
