【キメツ学園】夜は短し、恋せよ鬼狩り【暗殺教室】

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『それにしても今夜は鬼が出ませんね…。

巡回で終わりかな？』




「だといいな！」



煉獄さん声大きいよ。皆起きちゃうよ。

ここ住宅街…。




今は夜中の3時です。
草木も眠る丑三つ時ってヤツね。

もうすぐ日が昇るから任務も終わりかな、

と思ったそのとき…。




ｻﾞｻﾞｯ…

「む！」


『マジですか…』



《炎柱様、天柱様、鬼ですッ！！》




「相当切羽詰まっていると見た！どうした！」



連絡の声がめちゃくちゃ焦ってる。
これヤバいやつか…。



《現在地から1km離れた森に大量の鬼の反応が…！》




『っなんで！？何で森に湧いてるの！？』




《分かりませんが、恐らく強力な鬼の血鬼術かと…！！》




「とにかく急ぐぞ、A少女！

あの森は住宅街に近い、ここで逃せば死人が沢山出る！」




『っわかりました！』



夜明けまで２時間。その2時間の間にあの住宅街を襲われれば…。



あーーもうこれから修学旅行だってのに何で今日に限ってこんな面倒臭い事に！？




『許さああああああああああん！！！！！』




全力で走りながら叫んでやった。

え？住宅街？もう知らん。



『は、はっ、はぁ……』



「着いたな！行くぞ！」



何でアンタそんな元気なんですか！？！？
私はもう息が切れてゼェハァしてるんですけど…。

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