【キメツ学園】夜は短し、恋せよ鬼狩り【暗殺教室】

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『業、そのしおりいる？』



隣でイチゴ煮オレを飲んでる業サンに聞いてみた。

煮オレって何。




「ん〜、いらないかな…」





『じゃあ私にくれ』





「いいけど…何すんの？」





業からしおりを受け取った。




『学校名消したらメ〇カリで高く売れると思って』





実は最近金欠なんです。
バイト禁止だからできないし、
鬼殺隊のお給料はなんか申し訳ないから必要最低限の分しか貰ってない。





「…ちょ、ズルいそれ！！俺もやる」





頭良いくせに思いつかなかったの…？？





『嫌で〜す、もうコレ私の物だから！！』



「はぁ〜〜〜〜？？？」






「何やってるんですか2人とも！！

先生が徹夜して作った力作を転売するんじゃありません！！」


『許してよせんせー、今お金なくて困ってるの。ダッツあげるから』



今朝コンビニに寄って買ってビッチ先生(皆がそう呼ぶので私もそうすることにした)に頼んで
職員室の冷蔵庫で保管しておいたハーゲンダッツ
(期間限定はちみつクッキー味)を渡した。

クソ…これめっちゃ美味しいやつだけど……
しおり売れたらお金入るし…
ここは我慢して……



「にゅ！？……ダ、ダメです！！」




ちょっと誘惑に負けかけてるよせんせー。



あと一押し！！




「いいの？

殺せんせーも給料日前で金欠なんでしょ？」



ナイス業！！！！！



「にゅ……そ、それは…」



『この期間限定味めちゃくちゃ美味しいんだよね、仕方ないけどせんせーにあげるよ…』



顔がどんどん変になってるよ殺せんせー。



「ぶっひゃひゃ、何だその顔！？」


お下品な笑い方をしたのは前原です。



「だ、駄目なものは駄目です！
それは皆さんに読んでもらわなければ意味が無いんです！」





押し切られました。





「ちぇ」


『それはこっちのセリフだわ業！！！』

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