【キメツ学園】夜は短し、恋せよ鬼狩り【暗殺教室】

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転入するにあたって、まず防衛省の烏間さんから説明を受けた。

いや、防衛省？？





「君にはこの化け物を暗殺してもらう。マッハ20の怪物だ。こいつは月を破壊し、今は3年E組の担任をしている。3月までに殺せなければ、地球も破壊する、と。」




『つ、月…』


月を破壊したのってこんな巫山戯た顔面のタコだったのね…
てか烏間さん、強面すぎね。
不死川よりはマシだと思うけど。




「_______事情は今話した通りです。地球の危機ゆえ秘密の口外は絶対に禁止です。もし漏らせば、記憶消去の治療を受けて頂くことになります」




『へえ、記憶を』


驚いた。まさか国が秘密裏に記憶を消す治療法を開発してるなんてね。…でもまあ鬼殺隊(わたしたち)だって、政府非公認組織として記憶を消す薬の一つや二つくらい持ってるからね。しのぶちゃんの手にかかればこんなんちょちょいのちょいよ。



「…これが対超生物用の素材で作られたナイフです。人間には無害ですが、奴への効果は保証します」




『こんなぐにょぐにょのゴムナイフでですか！？』




どうしよう。小刀も一応は扱えるけど、やっぱり刀の方が使い慣れてるし、殺せる確率は上がると思うじゃんか。
対超生物用(？)の素材で作られた刀を作ってもらうべきかな……。それとも、ナイフをもう1本くらい貰って細かく切り刻んで刀にくっつけるとか…？？うーん……





「どうかしましたか？」




『あのー…剣道をやっていて、刀の方が使い慣れてるんですけど、刀の形をしたものって作ってもらえますか…？無理だったらナイフを刻んで貼ってみます』



苦し紛れの…
さすがに政府非公認の組織の名前を政府の人間の前で口に出したらどうなるか分かったもんじゃない。



「……なるほど。上に掛け合ってみましょう。
完成したら連絡しますので、それまではナイフを使ってもらっても良いですか？」




『はい、それでお願いします！』





ということで説明は終わった。

今週中に制服が届くから、来週から転入するらしい。

……うーん、キメツ学園が名残惜しいなぁ。

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