13.[確信] ページ13
七「はじめちゃん！」
金「美雪！いつきさん！佐木…！」
ﾀｯ､
七「もう…！すっごく心配したんだよ！はじめちゃん！」
金「み、美雪…」
美雪ははじめに抱きつき、涙を流している。
幼い頃からの付き合いだからこそわかる。
2人は私とは違ったとても強い絆を感じる。
『良かったな…二人とも』
私はそう呟きながら微笑んだ。
――
明「…じっくりお取り込み中すまないが、ちゃっちゃと先に進んでくれないか？話が詰まってるんでね」
い「金田一も無事戻ってきたし！なんとなく、これでやっと役者が揃ったって感じだな！」
李「いや…マダ安心はできマセン！」
い「李刑事？」
李「他の殺人はともカク、君が私やAさんの目の前で明智警視を刺シタのは紛れもない事実ナンデス！」
七「……」
金「わかってますよ！李刑事！俺だって、ただ逃げ回ってただけじゃないんだ。おそらく、この事件のカギを握る謎の答えはこのホテル旧館にある！そう確信したからこそ、俺はここに来たんだ！」
小「ハジメ！」
剣「よっしゃ！！その意気だ金田一！」
佐「現場のビデオなら、ボクちゃんと撮ってあります！」
い「く〜〜〜っ！いい感じになってきたぜ！」
明「フッ」
はじめの言葉に、皆がそれぞれ声を上げる。
美雪は…よかった、安心してるみたいだ。
■
金「なんだって……！誘拐されたこのホテルの王オーナーが「巌窟王」！？」
李「ええ…例の誘拐も金田一くんの犯行を我々に見せるための虚言と我々は考えていマス。フランス文学の「巌窟王」になぞらえた犯行なら王オーナーが復讐者である可能性は極めて高い。
この旧館も王オーナーがショッピングセンターに改装したいと言いながら、なぜか１ヶ月前から工事をストップさせてイル」
明「それなら、その改装そのものが何らかのトリックの舞台装置を形成しているのかもしれませんね」
剣「トリックの舞台装置！？」
金「俺を明智警視「殺害」の犯人に仕立てるための「トリック」だよ」
佐「センパーイ！出来ましたよー！」
『はじめ、ビデオの準備できたみたい。行こ？』
金「おう！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 101人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白猫ココア(プロフ) - 続くから→私事ですが、好きな小説が更新停止→消去という流れを何度も見てきました。占ツク内では高藤落ちは未だに少ないままです。それゆえ、私はこの小説を何度も何度も読み返しています。なので、更新停止のまま残しておくことを今一度、ご検討願います。 (2018年8月12日 12時) (
レス) id: c85b8b3747 (このIDを非表示/違反報告)
白猫ココア(プロフ) - 初めまして。とても良い小説、ありがとうございます。もう更新はされないのでしょうか？ 更新されないのでしたら少し残念です。ですが、宜しかったら小説は残こしたままでお願いします。続く→ (2018年8月12日 12時) (レス) id: c85b8b3747 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おばあちゃん | 作成日時：2018年2月12日 22時
