40.[催眠術] ページ40
李「ほう?地獄の傀儡師…!!」
『ええ、このマジックショーに出る「マスクマン」って人と印象がソックリ、というか…もう本人だろって思ってる感じなんだけど…』
金「まぁ、高遠だとしたらあんなに日本の新聞とかにデカデカと顔を出したのは、俺たちをこの香港におびき寄せようとする、奴の挑発としか思えないんだ!」
パッ!
ステージの眩しいライトが光、ショーが始まる。
『(て、鉄仮面…マスクマン…)』
金「なあ、どう思う?A、やっぱり…」
『うん、たぶんね…』
■
そして、マスクマンはレストランのボーイ、周龍道(チャン ロンタオ)君を指名し、超能力催眠の奇跡を行った。
マスクマンがステージからこちらの方へと歩いてくる。
そして、私とはじめに手を差し伸べる。
『え?』
金「は?」
私たちは目を合わせる。
『どうする?(ボソッ)』
金「…面白いじゃん行こうぜ!!(ボソッ)」
『え?』
金「かけてみてくださいよ!その催眠術とやらを!」
『マジかよ〜(´ ˇωˇ ) 』
私とはじめはマスクマンに連れられステージへ。
私が先にマスクマンの前へ。
『…どうぞ、?』
マスクマンが私の前にクリスタルを出す。
フッ、、、
マ「さぁ、あなたの心の底に沈む願望はいったい何ですか?」
『…が、願望……』
ふらっ、、
七「Aちゃん!何を!」
金「え?」
バタァン!!!!
『ふぅ、スッキリしたっ!…って、あれ?』
目の前にはじめが横たわっている。
『え?ちょ、はじめ大丈夫!?!?』
金「お、お前の願望は空手か?柔道か?合気道か?…とりあえず、痛え…」
『いや、普通にすまん。最近ボクシング見て、色々調べてたんだ…その影響かな?』
金「っ、お前なぁ…?」
『ごめんごめん!ほら、次、はじめの番!』
■
私は、はじめをステージに残し、席へと戻る。
『?』
はじめとマスクマンが喋っている。
ボソボソと喋っていてうまく聞き取れない。
マ「さぁ、かかったようですね!願望は、いったい何ですか?」
マスクマンがそう言うと、はじめの目つきが変わる。
すると、ショーの手伝いをしている女性スタッフに抱きつき、
金「ママ〜♡♡」
ス「きゃ、きやぁあああ〜!!」
すぐさま、美雪がステージへ行き、はじめを回収。
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作者名:おばあちゃん | 作成日時:2018年1月28日 8時