死神系女子高校生3 (ページ30)

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30.[告白タイム] ページ30

昼休み、放課後は女子達の告白タイムだった。
うちのクラスだけでなく他所のクラスの女子も、今日が最後の1日だと聞きつけ、各々の告白の仕方で高山先生に思いを伝えていた。

私はそれをただ見つめているだけだった。

――

高遠さんより先に家に帰る。

『帰ってくるの遅くなりそうだし…夕飯を作るか』

なんとなく、冷蔵庫にあった食材を使って、シチュー、ハンバーグ、サラダといつもとは違うちょっぴり豪華な夕飯を私なりに作った。

『…遅いなぁ、ま、冷めても温めればいいものだけだからいいけど。先にお風呂入ろ～』

■

お風呂に入っていると、

コンコン

『…？高遠さん？』
高「遅くなりました…」
『おかえりなさいっ、もうすぐ上がるんですけど、ご飯にします？それとも先にお風呂にしますか？』
高「そうですねぇ…」

ガチャ

『え？』
高「お風呂にします」

■

高遠さんはニコニコしながら脱衣場からお風呂場へと足を進めた。

『ちょ、ちょっと、な、何入って！』
高「そんな顔隠さなくても、タオル巻いてますよ？」
『っっ～/////！』

今日は、美雪から貰ったバスボムを使っていたので私の体がお湯には透けて見える、と言うことは免れた。

『な、なんで急に入ってきたんですか…』
高「いえ、最初は入るつもりは無かったのですが…あんな質問をされたら、ね？」
『べ、別に、一緒に入ろうって選択肢は入れてなかったと思うんですが！！』
高「私が作りました」
『うぅ、…』

それにしても、高遠さんは細身な体をしてはいるが筋肉はしっかりとしていて…濡れた身体が色っぽい。

高「そんなに見つめないでください。恥ずかしいじゃないですか」
『ば、ばかじゃないですか！？み、みみみ、見つめてなんて！！』
高「フフッ…そうですか」

と、いいながら体を洗い終わった高遠さんが湯船へ入ってきた。

ザザァーとお湯が溢れ、流れ出る。