47.[案外] ページ47
――
剣「指名手配中の殺人犯、高遠遙一の行方はどうだ？」
「は！ここから1キロほど離れた山中でしぼんだ簡易気球が発見されました！その後の足取りは今のところ不明でありますが、ただ今、全力を挙げて調査中です！」
明「要するに取り逃したということですね。もっと最初からこの辺りの警察にあの「地獄の傀儡師」が捕まえられるとも思ってませんでしたが…」
金「おーおー！相変わらずのイヤミ節じゃん！」
明「金田一君！」
『いや〜、全部終わってからノコノコと…』
そう言っている間にも、はじめと明智さんはバチバチと火花を散らしている。
■
『犬飼さ〜んっ！』
犬「有麻さん…」
『遺産が手に入らないと、親父さんの会社がヤバイって聞きましたけど…』
犬「ああ…そんなことはもうどうでもいいんだ…！僕も もう17だしこれから先、働きながらでも学校に行くことくらいできるさ」
『……犬飼さんが知ってる、桐江さんってどんな人だった？』
犬「僕の書いた素人小説とかも嫌がらずに読んでくれたし、結構的を射た評価をしてくれた…なにもかも芝居だったのかもしれないけど…それでも僕にとっては……茶番だな。ミジメな気持ちだよ。つくづく…」
『犬飼さん…』
犬「彼女の罪は簡単に償えるようなものじゃないけど、それを本気で償おうとする気持ちが生まれてきたら、あのノートはきっと彼女の生きる支えになると思うんだ」
『…案外いいヤツだな』
犬「あ、案外ってなんだよ！」
『へへ！』
七「Aちゃーん！剣持警部が空港まで送ってくれるって！」
金「置いていくぞ〜！」
佐「早く行きましょー！センパイ！」
『んじゃ、LINE追加っと！また連絡するよ！頑張ってね！犬飼さん！』
犬「ん！またいつか会おう！」
『もちろん！また、いつかね！』
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慧jump(プロフ) - この物語好きです。ローゼスそんとなっている場所がありました。19話です。 これからも更新頑張って下さい。 (2018年6月11日 23時) (
レス) id: 77b2c6db08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おばあちゃん | 作成日時：2018年1月21日 22時
