30.[勝負] ページ30
高「…驚きました」
『ああぁ、ごめんなさい。血迷っただけです!!はい!!』
高「正直になってくださいよ…」
『いや、うんとー…』
高「白目になってますよ」
すると廊下から
金「ローゼスさ〜ん!!Aいますか?」
はじめぇ、お前タイミングいいなぁ(涙目)
『てことで、ローゼスさん離してください…?』
高「はぁ、仕方ありません。行きましょう…」
スっと、離してくれた。
けど、やっぱり 少しだけ、寂しいなって。
もうこんなことを思ってる時点で私は彼に染められているんだと思う。
『はじめ〜、ごめんなぁ…』
金「…!やっぱりかよ…」
『ん?』
はじめは後ろを睨んでいる。
金「高遠遙一!」
高「おやおや、そんなに睨まないでください」
『マジかーーーー(白目)』
高遠さんは仮面を付けずに部屋から出ていた。
金「なにもされてないか!?」
『あ、うーん、大丈夫〜アハハ』
■
高「ムダにいがみ合うのはこれぐらいにしときましょう…この館の連続殺人を指揮している「死のコンダクター」は大変な過ちを犯してしまった。その過ちを償わせるまで私はここに残らなねばならない」
金「過ち?」
高「犯人は私の逃亡生活に力を貸してくれた友人を私の目の前で奇術めいたやり方で殺した…しかもあろうことか私に真っ先に疑いのかかるやり方でね!」
『…幽月さん……。』
高「犯罪芸術家を自称するこの私がこんな耐え難い侮辱を受けてすごすご引き下がれると思いますか?」
金「あんた…まさか!」
高「ま、どちらが先に「コンダクター」の正体を突き止めるか勝負でもしましょうかね、金田一くん、Aさん?」
『へ…』
高「もっとも、私が勝てば誰も気づかぬうちに犯人自身の死体が転がりでるだけですけどね…!」
ゾクッ
またあの目、…
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慧jump(プロフ) - この物語好きです。ローゼスそんとなっている場所がありました。19話です。 これからも更新頑張って下さい。 (2018年6月11日 23時) (レス) id: 77b2c6db08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おばあちゃん | 作成日時:2018年1月21日 22時