19.[ズキズキ] ページ19
『田代さん…あのキーストッカーの鍵は田代さんが管理してるんですよね?』
田「ええ!一応そうさせていただいていますが…」
『合鍵はないですよね?』
田「もちろんございません!ロシア製の極めて特殊な鍵で簡単に複製ができるようなものではございませんし…」
『そうなんですか…紐も切れそうなものじゃなさそうだ』
梅「ちょっとその鍵あたしに預からせてくれない?田代さん」
田「え!?そ、それはちょっと…」
梅「どうしてよお!それが一番安心なのよ!」
有「それなら私が預かりましょう!弁護士の私は遺産相続権はないわけですし…」
梅「ちょっとお!弁護士さん!あたしが犯人だとでもいうの!?」
有「そうではありませんよ!ただ中立的な立場の私なら…」
ス「中立的な立場…?本当にそうなんでしょうか?弁護士のあなたが実は誰かに莫大な利益を密かに約束されていたとしたら…?殺意の動機は目に見えるものばかりとは限りませんよ」
有「しかしそんなことを言い出したら誰だって怪しい!そういうあなただって…!」
ス「だからこうしてはいかがですか?」
田「あっ!」
ス「この鍵はとりあえず私が預かる、その代わり私の部屋を外から決して開かないように封鎖してもらってかまわない。どうでしょう?みなさん」
幽「そうね…ローゼスそん!あなたならとりあえず安心だわ!」
ズキズキ…
(まただ…痛い)
ス「よろしいですか?有麻さん?」
『え?あ、ええ、いい案かもしれませんね』
――幽月さんと高遠さんは親密な関係なのか…
この言葉にできない胸の痛みは…まさか、ね――
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慧jump(プロフ) - この物語好きです。ローゼスそんとなっている場所がありました。19話です。 これからも更新頑張って下さい。 (2018年6月11日 23時) (レス) id: 77b2c6db08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おばあちゃん | 作成日時:2018年1月21日 22時