死神系女子高校生 (ページ7)

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7.[薔薇の花吹雪] ページ7

プルルルル

金「ん？オッサン携帯鳴ってるぜー？」
剣「いや、俺のじゃないぞ？ん？なんだこりゃ、もうひとつ別の携帯が…！」
『ちょ、貸して！』
剣「あ、ああ」
『もしもし？』
「ようこそ魔術列車へ！旅は楽しんでいただけてますかな？｣
『誰だ？』
「「地獄の傀儡師」と言えばわかっていただけますか？」
『はぁ？それでなんの用だよ』
地「実はそろそろ私がこの列車に仕掛けた「爆弾」が爆発する時刻だということをお知らせしたくてね！」
『ば、爆弾！？！？』
金「お、おい、A！それもマジックじゃ…」
地「そう言われるのではと思っていましたよ。では、これで信じてもらえるかな？」

ボン！！！

七「きゃぁ！！？」
『美雪！！』
金「バラのサラダが爆発した…」

地「わかっていただけましたか？私が本気だってこと…次の「花火」はもっと大きいですよ？「爆発」まであと20分です」

ブッ

『くそ、切られた…』

けど、会話のタイミングと爆発のタイミングを考えると…犯人は近くにいる人間じゃないのか？
てことは、この爆弾騒ぎは…

■

佐「大変なことになりましたねぇ～先輩」
七「Aちゃん！はじめちゃんも早く列車から離れないとっ！」
『はじめ、どう思う？爆弾、本当にあるかな…(ﾎﾞｿｯ)』
金「この騒ぎはおそらく「ただの〝から騒ぎ〟になりそうですよ」
金「この声って…まさか？」
『あ、明智警視！？』
明「本当に…ありもしない爆弾騒ぎに踊らせれて…はぁ」
剣「な、なんですと！？」
『オッサン、さっきのバラのサラダの爆発だけど、電話がかかってきてから爆発するまでのタイミング…まるで近くで見ながら操作していたって考えるのが普通でしょ？』
金「俺も同意見」
佐「それじゃあ、まさか…」
『多分だけど、地獄の傀儡師はこの列車に乗り込んでいた可能性が高い！』
明「…と、いうことですよ。剣持くん。」
『あのぉー、明智さーん、自分が言ったかのように言わないでくださーい』
明「とりあえず、犯人の思惑通り避難しましょうか」
『無視か！！！』
明「ほら、Aさんも行きますよ」
『言われなくても行きますよ』

■

ドン！！！！パーーン！！！！

『これは、バラの花びら？？』
明「バラの花吹雪とは…」

この時間にはどんな意味が…
ただ楽しんでいるだけなのか？
それとも…