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33.[謎解き] ページ33

高「…ダメですよ、有麻さん。そんなことで僕を追い詰めたと思ってるんですか?だって、まだひとつ、大きな謎が残ってるじゃないですか」
剣「な、なんだと!?」
高「山神団長の首から下の体ですよ!仮にあなたの説明通りあの個室に」

『高遠さん、当然その「死体移動トリック」も解決してますよ』

私はまっすぐ高遠さんを見た。



『列車で起きた爆弾騒ぎの最も重要な意味。あなたはある方法を使って、まったく関係の無い人間をトリックノート協力者に仕立て上げ、自らの手をわずらわすことなくまんまと死体をホテルの部屋へ運び込んだ…』

高「やだなあ有麻さん!僕はただのマネージャーですよ?そんなマジシャンみたいなこと僕にはとてもできやしませんよ!」

『このトリックは列車に乗り込んだ翌日の朝、朝食のあとに食堂車でマジックショーが始まった時。すでに動き出していた…



ショーは1時間ちょっとかかり山神の出番はラストまでない。山神を殺し、手間のかかるトリックの下準備をするには好都合だ』
左「ショーの取りは団長に変わって由良間が…そん時すでに団長は…!」

高「待ってくださいよ有麻さん!死体をバラバラにしたからって、カサが減るわけじゃない、みんなで列車中くまなく探しましたが、死体の一部どころか指一本だって出てきませんでした!」
『当たり前じゃないですか』
高「…え?」

『あの時すでに、山神の死体は頭部を除いて列車から降ろされていた。あなた自身の手でね!』

左「死体を降ろしたって、捨てたのかよ!?」
高「これは傑作だ!捨ててしまったのなら、ホテルで見つかった団長の体はなんだったって言うんでしょう!?」

『もちろん、紛れも無く山神団長、本人の死体です…高遠さん、あなたはこれを使ってね』

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設定タグ:金田一少年の事件簿 , 高遠遙一   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:おばあちゃん | 作成日時:2018年1月16日 23時

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