死神系女子高校生 (ページ4)

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4.[魔術列車] ページ4

『はじめ～！早く早く！』
金「間に合ったァ～～～！！」

[函館・旭川経由死骨ヶ原行き寝台特急
「銀流星」1号はまもなく発車いたします ──]

■

『け、結構狭いね…美雪』
七「そ、そうね。Aちゃん…」
『あ、そうだ。皆、ちょっと聞いて欲しいんだけど』
剣「ん？どうした」
『今回の件、私を男ってことにしておいてほしいんだけど…大丈夫かな？』
金「なんでだ？」
『もしもの事があった時に便利かと思ってね☆』
佐「先輩の思ってる事よくわかりませんけど、先輩の一人称を〝俺〟か〝僕〟にしたら普通に女ってことを隠し通せる気がします」
七「そうね、Aちゃんかっこいいもの！」
『美雪に言われると照れるな…』
剣「まぁ、俺達はいつも通りにしとけばいいわけだ！」
金「そうだな！」

■

『今回の件は、いつもとは違う気がする…』
カーテンを閉めた小さな個室でボソボソと呟いていた

？「血ノヨウニ紅イ薔薇ヲドウゾ」

『え？薔薇なんてどこにも…』

くるっ、ぱっ！

『薔薇が…！マジックか！…いったい誰が……って！？』
？「薔薇ヲドウゾ…」
『あ、あ、ありがとうございます』

ビックリした～なにあの仮面。

七「素敵！あの人きっと幻想魔術団の人ね！」
『あー、噂の…』
私的には、あの人が居なくなってしまってからは興味はない。
それにしても、あの妙な声…ボイスチェンジャーでも使ってるのかな。

パチン！(ポロッポロッポロッ)
次々と客の持っていた薔薇が落ちていく

…血のように赤い薔薇。

『魔術列車、か…』