25.[風船の意味] ページ25
明智さんから、生きたマリオネットは近宮玲子が作ったもので生前彼女本人の口から聞いていたという。彼女が、マジックのトリックを思いついたらメモできるようにトリックノートを持ち歩いていることも。
そして、そのノートはある人に「プレゼント」するためのものだということも。
そして、彼女の死に疑問を感じて資料を調べるとトリックノートがなくなっていたということも。
『そうすると…、近宮玲子の弟子だったあの4人が彼女を殺し、トリックノートを奪ったってことか…』
明「私はそう考えています」
『と、すると…この犯行の動機は…5年前の復讐ってこと?』
?(ほう…?あのトリックノートのことを知られてしまいましたか、となると私も少し急ぐ必要がありそうだ…でも、そうやってどんなに調べても「私」に到達することはできませんよ。さて、皆さんが頭を抱えている間にあと1人、最後の「イケニエ」を)
■
「うわぁ〜〜〜ん!( ToT )」
『!?』
七「あら?どうしたのかしら?」
剣「どうした?ボウズ?」
『あー、風船飛ばしちゃったのか…』
タッタッ
『よっ!っと、あれ、意外と高いところにあるな…』
明「はい、」
『っち』
壁ドンの様な形で明智さんから風船を取られてしまった
明「はい。もう飛ばさないように気をつけるんだよ」
『イヤミぃ〜〜!』
明「やはり身長はどうしようと勝てませんよ…フッ」
『…(無視)』
風船、ねぇ…そういえば列車の風船も…
…ん?なんであそこに風船が必要だったんだ?
今回の事件の象徴は、赤い薔薇のはず。
『佐木〜!列車ん時のビデオ見して!』
佐「あ…は、はい」
じっ、、と画面を見つめる。
!?
『これは…山神団長の手が浮いてる!』
佐「ホントだ!浮いてますね!」
七「で、でも、可笑しくない?」
『まさか、この風船は…』
『あの列車の見取り図ある?』
七「あ!それなら時刻表に…」
『死体が見つかったのは3号室、隣は…やっぱり。わかった!死体消失のトリックが!』
95人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おばあちゃん | 作成日時:2018年1月16日 23時