第43話 恋路よ進め、どこまでも ページ8
白ひげ「グラララ…！！」
大きな笑い声が海にまで響く。
ユキ《…！》
恐怖心がかき立てられたのか、慌ててユイルの後ろに隠れた。
白ひげ「なんだァその子供は、隠し子か？」
『違うよ！！？』←
白ひげの冗談に、顔を軽く引きつらせながら言った。
白ひげ「グラララ！！冗談だ冗談。お前も、俺の娘みたいなものだァ。」
ユイルの頭をわしゃわしゃと撫でる。大きい手には少し…いや、だいぶ小さく感じる。
『…ありがとう！』
何よりも真っ直ぐな言葉で、それに返した。
サボ「またいつでも連絡してくれよな！」
『うん！じゃ、またね！！』
サボが手を上げると、ユイルは思いっきりジャンプして手を合わせた。
パァン！とハイタッチの音が。
『…へへっ』
恥ずかしげに鼻先を擦って、ユキの手を取って走って船を飛び降りた。
ユキ《ぼく、ついてく！》
『……う、うーん！やっぱ、やめておいたら良かったかなぁ、やってしまったー！！』
大後悔をしながら、恥ずかしくて赤くなった顔を隠すように手で覆った。自分の新しい船に飛び乗る。
......
サボ「…は……何だあれ……可愛いかよ……」
ドサッ、とぐしゃりとズレたコートを気にせずに座り込む。その顔はほんのりと赤い。
マルコ「……青春してるねぃ。」
サボ「うっせぇ！どーせ向こうは俺の事なんて気にしてもねぇよ…
……自分で言って虚しくなったな…」
しょんぼりしているサボ。周りは、
“両想いなのにな。”と思いながらそれを暖かい目で見ていた。
第44話 深くへと、そのまた深くへ→←第42話 不思議な雰囲気
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yozakura - まだまだ海軍って出ますか？ (2020年4月25日 23時) (
レス) id: c24485d68c (このIDを非表示/違反報告)
yozakura - すいません、聞きたい事があるんですけど (2020年4月25日 23時) (レス) id: c24485d68c (このIDを非表示/違反報告)
まゆさんと奏さんの親友！(プロフ) - (元あかりんご。)赤林檎。さん» いえ絵楽しみにしてますね (2019年10月9日 15時) (レス) id: 66f3fe73b2 (このIDを非表示/違反報告)
(元あかりんご。)赤林檎。(プロフ) - まゆさんと奏さんの親友！さん» あれ！？本当ですね……ちょっと設定組み直してみます(・ω・;)ご指摘ありがとうございます (2019年10月9日 15時) (レス) id: 7ba0a8096d (このIDを非表示/違反報告)
まゆさんと奏さんの親友！(プロフ) - 絵が見れません (2019年10月9日 15時) (レス) id: 66f3fe73b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(元あかりんご。)赤林檎。 | 作成日時：2019年8月12日 9時
