第36話 深夜の会話 ページ38
時計の針が、両方とも真上を指した。
『……』
凄く眠たそうに、こくっ、こくっ…と首が一定のリズムで揺れている。
周りもだいぶ収まり、残っているのは相当酒に強い人達だ。
サボ「…？」
チラリ、とAの顔を覗く。しかし、全く気付かずにウトウトしている。
サボ「…なァ、Aってどこで…」
どこで寝るんだ？
そう言いかけた時、すぐさまイゾウが声をあげた。
イゾウ「あ、オヤジ…あっ。……完全に言うの忘れてた、悪ぃなァ。
どうすっか……」
イゾウは、艶のある髪をわしゃわしゃとかいた。
サボ「…よーし！……A！」
名前が呼ばれて驚いたのか、ひどく肩をビクつかせた。
『な、…なに……？び、びっくりした…』
サボ「眠ぃんだろ？寝たらどうだ？」
そう問いかける。
『…ん…そうす、る…』
それだけ言うと、パタッと床に倒れ込む。自分の手と手を繋いで、
そのまま丸くなって…寝息を立てだした。
イゾウ「(…本当に、カップルじゃねぇの…？)」
本当は付き合ってたりしないのか…と、疑問を抱きながら、2人の姿を見た。
サボ「…よっ…」
そっと、サボは自分が着ていた黒いコートを、Aに被せてあげた。
サボ「…ふぁあぁ…俺も、眠くなってきたな…」
イゾウ「ちなみに、お前の事も…知らせてねェからな」
えっ。という表情をするサボ。イゾウは声をあげずに愉快そうに笑った。
サボ「…うっ、俺寒いの苦手なんだよな…ま、いいか」
独り言を言って、Aから少し離れた場所に寝転がり、すぐに寝た。
イゾウ「…そうだな。プレゼントしてやるよ」
半笑いでそう言った。
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(元あかりんご。)赤林檎。(プロフ) - シャオシィンサイさん» 私は元気です！！課題がキツイですけど元気です！！どんどんやりますよー☆() (2019年8月8日 22時) (
レス) id: 7ba0a8096d (このIDを非表示/違反報告)
シャオシィンサイ - 赤林檎さん。更新早いですので、嬉しいですが無理しないでください。 (2019年8月8日 17時) (レス) id: 5fe94f284c (このIDを非表示/違反報告)
シャオシィンサイ - ゆきなさん何故かあなたになら守れると言う謎の信頼が出てきた← (2019年7月26日 21時) (レス) id: 5fe94f284c (このIDを非表示/違反報告)
(元あかりんご。)赤林檎。(プロフ) - ゆきなさん» 守ってあげてください…夢主は純粋な心を持っためっちゃいい子なんで…() (2019年7月26日 11時) (レス) id: 7ba0a8096d (このIDを非表示/違反報告)
(元あかりんご。)赤林檎。(プロフ) - シャオシィンサイさん» 勿論()暇があったらいじってます← (2019年7月26日 11時) (レス) id: 7ba0a8096d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(元あかりんご。)赤林檎。 | 作成日時：2019年6月30日 22時
