白ひげ海賊団の黒猫～本章～【onepiece】【男主】 (ページ8)

今日:7 hit、昨日:17 hit、合計:58,891 hit

【story“32”】恥ずかしさと言い訳ページ8

『…』

おれはすぐに俯いた。だ、だって、…

あんな事、急にされたら誰だって今の顔を見られたきゃねぇだろ！？

エース「…？」

おれの顔を覗き込むエース。

『っ、今、は…っこっち見んな…！』

エース「え？…見ーせーろｯ！！」

ぐい、と顔を強制的に上げられた。顔が自然と熱くなってくる…ｯ！

『…だか、ら…言った、だろ……っ…////』

水のように蒸発しそうだ…！！←

おれは慌てて目を逸らした。な、何で、こんな事に…！！

エース「…！！……そういう所が可愛いんだよなｧ…。」

『う、っうるさいっ！…え、…と、な…』

…こういう時、なんて返したらいいんだ…！！？

あ、兄貴なら分かるのか！？クソっ！おれは本気でこんなのは分からねぇ…！！

エース「…今じゃなくてもいい…ただ。

絶対に落としてやるからな？」

頭をくしゃっ、と撫でられた。

エース「んじゃ！甲板にでも行くか！」

『…おう…』

よくそんな事して呑気に居られんなァ！！←

エースのあんな真剣そうな顔も、怪しそうに笑ったのも初めて見たっ、し…

…なんなんだ、これ……！？

・・

・・

甲板に出たら、兄貴が物凄い速さで近づいてきた。

マルコ「…何してたんだよい？」

いつもの喋り方だっつぅのに、やけに威圧感があるような気がしてきた…←

『…何も？』

エース「んなっ！失礼だぞ～マルコ～！俺がなんか変な資料があって分からなかったから

Aを呼んだだけだぞ！」

……やるなｧ…言い訳上手い…本当にいつか起こりそうだ…←

マルコ「…なんだ、てっきり何してんだと思ってたよい。悪かったねい。」

それだけ言って、どっかに歩いていった。