白ひげ海賊団の黒猫～本章～【onepiece】【男主】 (ページ43)

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【story“67”】ありがとうをお前にページ43

エースがなんか船を取りだした。

『お、小船？』

オレンジ色の…なんかエンジンも後ろにあるな。すげぇ！カッコイイな！

エース「そうだ！俺の愛船、ストライカーっつー船だ！炎で動くんだぜ？」

『あ、なるほど！エースあっての船なのか！』

おれが暫くストライカーを見つめてると、エースがなんか嬉しそうに笑った。

エース「よし！俺の背中に掴まってろ！」

海面にストライカーが浮かんで、エースがそれに飛び乗った。

『おう！』

おれも慌ててついていき、エースの背中にくっついた。

エース「(…あったけぇ…まあ、背中にくっつかなくても乗れるけど…いいよな！)

行くぞ！」

ストライカーが、海面を突っ切るように猛スピードで走り出した。

・・・・

『…！……エース！あれ海軍の軍艦！五体はいるぞ！？バスターコールでもする気か！？』

バスターコール……怖いッ、怖い……ｯｯ！！

エース「…おいどうした、顔が青ざめてるぞ！？」

エースに背中をさすられるが、おれは……

おれは……ｯ…

『怖ぇよ…おれ、…海軍に、家族も家も奪われたからよ…』

あ…隠してたけど、まあ…いいか。

エース「！…じゃ、海軍の野郎どもに夢見させないようにしようぜ！

俺も手伝うからよ、アイツら海に沈めてやるか！」

エースが笑った。…あー…落ち着くな、エースといると…

『おう！ありがとう、エース！！』

ストライカーが、スピードを上げて海面からジャンプした。

海軍の軍艦の1つに、のめり込む。

エース「Aを傷つける奴は、何であろうと許してやるかよっ！」

エースが片手を上げる。その手が、強い炎で燃えた。

『…っはは！ありがとう！』