【story“51”】“つまらねぇこと” ページ27
エースが…ロジャーの、息子…！？
でも、冗談ではなさそう…だ……
『…それだったら、きっと…おれよりか酷い目にあってた、だろ？
頑張ったな、っておれは思うから。自分が生まれたことを誇りに思って欲しいな！エースには。
だから……どうするって言われても…どうもしねぇ。今まで通り、エースはおれの兄さん。』
そうだろ？って聞いた。
エース「………っ、悪ぃっ…！」
エースは絞り出したような声でそう言った。ギュッ。と抱き締められた。
『…つまらねぇこと聞くなよな！』
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エースside
「…ロジャーの息子が、もし俺だと言ったら、…Aは、どうすんだ…？」
Aは、どう返すんだ…怖ェよ……
まさか、Aの父さんが、…ロジャーの船に乗ってたとは、知らなかった…
言っちまったものを…一体、どう返すんだ…？
Aは目を真ん丸にして、暫く止まった。
『…それだったら』
“おれよりか酷い目にあってただろ？” “頑張ったな、っておれは思うから”
“自分が生まれたことを誇りに思って欲しい” “今まで通り、エースはおれの兄さん”
あァ…聞く必要無かったみてェだ。
嘘なんて、見えない。…兄さん、ってやっと呼んでくれたぜ…
今は、誰も来ない事を願ってから、Aを抱き締めた。
“つまらねぇこと、聞くなよな”
俺は、Aに救われた一面があるかもしれない
【story“52”】優雅にお昼寝と戦闘開始→←【story“50”】互いの秘密
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作者名：(元あかりんご。)赤林檎。 | 作成日時：2019年6月22日 23時
