白ひげ海賊団の黒猫～本章～【onepiece】【男主】 (ページ3)

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【story“27”】空気化した主人公… ページ3

…い、いや、まさかなーー…

エース「あんな大声で久しぶりに聞いた…」

呆然としながら、耳を押さえるエース。

マルコ「…許せねぇ。絶対に許せねぇよい…！！！」

…い、いや、…えっとですね…←

…………。

『いや気付けよバカ兄貴ぃいっ！！！おれはここに居るっつってるだろ！！(言ってない)

喋れなかったからそれは普通に謝るけどおかしいだろ！？気付けよぉぉ！！

真面目に空気化してたからなおれ！！』←

一言で言い切って、息が荒くなった。

マルコ「……え？？」←

エース「あり？」←

カユラ「……ん！！？」←

『…喋れてんじゃねぇか……』←

自分が驚きだわ…どうなってんだおれの体…

マルコ「Aｯｯーーーー！！！」

すぐに抱き締められて、頭をぐしゃぐしゃと撫でられた。

カユラ「…奇跡かこりゃ…流石に驚いたｧ…」

呆れたように頭をかくカユラ。

兄貴……あったけぇ………しかも、本気になって怒ってくれてたもんな…！！

思い出していた嫌な思い出が、全て消去されたような晴れ晴れしい気分。

…あ、れ、目が、潤んで…

『…うぁぁぁぁあ！！！』

おれの中の何かがプツリと切れて、一気に今までの涙が溢れ出てきた。

エース「……A…！！」

後ろからもエースに抱きつかれて、サンドイッチ状態。でも、どうでもいい！！

今は、全て吐き出しておきたい