白ひげ海賊団の黒猫～本章～【onepiece】【男主】 (ページ12)

今日:13 hit、昨日:4 hit、合計:58,880 hit

【story“36”】走り出せ、おれの本能(ローside) ページ12

すぐにAを追い掛ける。

ロー「おい！」

そう叫ぶと肩をビクつかせて止まって、振り向いた。

……猫だから、大きい音が苦手だったりするのか…？申し訳ねェな。

『どうした？』

ロー「…仲間、って誰が来てるんだ？」

『あぁ！エースと、マルコと…カユラも来てたと思う。』

さぞ当たり前のようにポンポンと出てくる実力者達の名前……。…まさか。

ロー「…そいつら、やけに引っ付いてこねェか？」

『ん？…あーー……マルコは一応兄貴だしいいとして、…いや、むしろエースの方がよく一緒に居る。

カユラは口調厳しいが普通に優しいから、むしろおれが好きだな！おれが引っ付いてる。』

……カユラは知らねェが、他2人は…あ。

ロー「…なァ。実を言うと、……カユラは俺の知り合いなんだ。」

『あ！やっぱりな！カユラもローの話してたしな～。』

…俺の話してたのかよ。

ロー「カユラは本当に全ての病を治す“天才医者”だからな。

……久しぶりに会いたいんだ、いいか？」

俺がそう言うと、すぐに顔を明るくさせた。

『おう、良いぞ！っにしし…！』

嬉しそうに口元を手で隠しながら笑う。…こい、つ…

ま、とりあえずさっさと行くか。

ロー「おい！お前ら！少し出掛ける！」

あいつらに聞こえるように声を張り上げてから、先に走り去っていくAを追い掛けた。

シャチ「…船長！？」

ペンギン「あの黒猫、知り合いだったのですかー！！？」

ペボ「行っちゃったー！！」

イッカク「変ね…何で2人で行ってしまったの！？」