鬼をも魅了させる魅柱は柱にも好かれているようで。 (ページ11)

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不死川視

不｢そろそろ目ェ覚ませよ、｣

毎日の様に蝶屋敷に寄ってAの状態を見ているが相当重症でもう３ヶ月も目を覚まさない

このまま目を覚まさなかったら、嫌な予感が頭をよぎる
Aが面倒を見ていた女達もやはり心配しているようだ

不｢お願いだから目を覚ましてくれェ、寂しいんだよおめェの居ない毎日なんてなァ｣

Aの手を握り締めている手に力が入る

ピクッと自分の手に振動が伝わる

不｢おいっ、A？！！｣

『っ、実弥 ......... ？』

不｢分かるか？身体の調子は？｣

『そんなに焦らないで、生きてるから』

ふふ、と微笑むA

不｢おめェは ......... 心配させんな、、｣

『ごめんね、有難う実弥』

３ヶ月眠っていたとはいえ痛々しい傷はまだ見える
儚いAを抱き締める

戸が勢いよく開く

胡｢ Aさん ......... ！！目が覚めたんですねっ、｣

『しのぶちゃん、怪我は ......... ？』

胡｢ Aさんのお陰でありませんでした、ですが無理はしないでください ...... ｣

Aの手を胡蝶が握り締めるその上には胡蝶の涙が零れ落ちる

『しのぶちゃん ......... ごめんね、』

胡｢っ ........ 、｣

続けてカナヲも入ってくる

『カナヲちゃ、』

部屋に入ってきた直後にカナヲに抱き締められる
多少ながらカナヲの肩が揺れている
カナヲの背中に手を回し背中を軽く叩く

栗｢ Aさんが、、亡くなるかと思いました、嫌です大切な人を失うのは ..... ｣

『カナヲ ....... 、大切な人って、』

栗｢私達を守ってくれてありがとうございました ..... ｣

『えっ、私３ヶ月も寝てたの！？！』

不｢だから皆こんなに心配してんだよ馬鹿｣

『ごめんね、本当に ....... 』

それから１ヶ月で回復し任務にも復帰出来る程回復した

しのぶとカナヲとはこの件もあってとても距離が縮まった
お姉さんの事も話してくれてしのぶの涙を見たのはそれで2回目になるだろう
カナヲは初めてあった時よりも心情を表すようになった
私のことをAお姉さんと呼んでくれた日なんてもう嬉しすぎて泣きそうだった