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その後、結局部員全員が集まってしまい、先生なしでいつも通りの部活が始まってしまった。
…なんで全員集まんの?凄くない?
「A先輩っ!あの紙袋の中身ってなんですか?」
休憩中、鈴屋がノートの入った紙袋を指す。
鈴屋の言葉が聞こえたのか周りの部員達もなんだなんだと集まってくる。
「…あー、えーっと、ま、いいか、どうせ渡す予定だったし」
紙袋からノートを取り出して主将である及川に渡す。
「はい!これ、私から皆にプレゼント。」
「えっ!何これ何これ!」
及川がノートを開いたのと同時に他の部員もノートを覗き込む。もちろん鈴屋も。
「え、香澄すご」
「これ、全員分書いたのかよ?」
「うん、おかげで若干徹夜気味、けど書いててめちゃくちゃ楽しかった」
私がそう言えば3年は無言でガッツポーズをした。
…この光景既視感あるな。
まぁいいか、喜んでくれてるぽいし。
「嘘!私のページまであるんですか!?」
回されていたノートを見て鈴屋が嬉しそうに言った。
「…当たり前でしょ、お前も青城バレー部の一員なんだから」
「…けど、A先輩のページがないですよ?」
「私は贈り主だからいいの!」
少し不服そうな顔をした鈴屋だったが直ぐに笑顔に変わった。
「けど、なんで急に?」
「んー、何となく、何かしたいなって思って気付いたら書き始めてた。」
「香澄ちゃんらしいね」と言って及川が笑う。
…喜んでくれて良かった。
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飛鳥(プロフ) - 夕稀さん» ありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです。文才なんて微塵もないですよ(汗)鈴屋ちゃんは私の妄想詰め込んだのでお気に入りです笑だから可愛がってやってください笑 (2021年1月12日 19時) (レス) id: ab8ef807f5 (このIDを非表示/違反報告)
夕稀(プロフ) - 一言言わせて下さい!小説書くの上手すぎませんか!?予告も読みたくなるようなものですごい気になるし、終わり方!凄い気になります!文才あり過ぎます。少し分けて欲しいくらいです。 (2021年1月12日 16時) (レス) id: 60831dcc60 (このIDを非表示/違反報告)
夕稀(プロフ) - 後輩ちゃんすごい可愛いじゃないですか!?疲れていたので読んで癒されました笑 (2021年1月12日 16時) (レス) id: 60831dcc60 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - satsuki0504さん» 誰かは特に考えてないです!笑読者様に好きな方を当てはめて読んでもらえれば…! (2020年4月26日 23時) (レス) id: a4e38dcdda (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - きゃらめるそーすさん» ありがとうございます。もしよかったら好きな青城3年生を当てはめて読んでみてくださいね! (2020年4月26日 23時) (レス) id: a4e38dcdda (このIDを非表示/違反報告)
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