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部活が始まる直前、私たちは鈴屋の元に集まっていた。


「鈴屋ちゃん、さっき言ってた話ってなぁに?」


及川がそう問う。
少し間を開けて、鈴屋が口を開いた。



「私、今まで沢山嘘をついてました。

部員目当てじゃないのも、

ドリンク作ってるってのも、

及川先輩が大好きなのも、

A先輩が嫌いだってことも。」



え、お前私のこと嫌いって周りに言ってたの?

鈴屋の言葉に選手全員の目が見開かれる。



「…どういうことだ、鈴屋。」



岩泉がいつもより低い声で鈴屋に圧を掛けた。
………普通に怖い。
私が鈴屋の立場だったら多分逃げちゃうよ。



「私…本当はA先輩目当てでここに入部したんです!!」




「「は…?」」


花巻と松川の声がハモる。
国見は何言ってんの??という顔で鈴屋を見ている。


他の面子は唖然だ。

当たり前だろう、マネージャー目当てのマネージャーなんてきっとこいつ以外いない。



「そして、ドリンクは全部A先輩が作ってました。私はずっとそれを見てました!!もちろんちゃんと作れます!


あと1番は………

及川先輩に送っていたあの声援は全部演技です。」




…それ、真正面から言われるのってちょっと恥ずかしいよね。
だって、今私めちゃくちゃ吹き出しそう。
及川はめっちゃ気まずい顔だし他の3年と国見肩震えてるよ。


「及川先輩にキャーキャー言ってたのはA先輩と及川先輩の間に恋愛フラグを立てたくなかったからです!」


「何それ?!」


慌てて及川が突っ込む。
うん、そうなるよね私もそうなったもん。



「だって!!!A先輩可愛いし、及川先輩もまぁ校内では?イケメンなので?成立されたら困るんですよ!!!」


「なんで及川のところ認めたくないみたいな言い方なんだよw」

「成立されたら困るってどういうことだよ?」



花巻と矢巾がそう聞けばより大きな声で鈴屋は答えた。




「だって!!!先輩は私のですから!!」



だからお前のものじゃない。

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飛鳥(プロフ) - 夕稀さん» ありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです。文才なんて微塵もないですよ(汗)鈴屋ちゃんは私の妄想詰め込んだのでお気に入りです笑だから可愛がってやってください笑 (2021年1月12日 19時) (レス) id: ab8ef807f5 (このIDを非表示/違反報告)
夕稀(プロフ) - 一言言わせて下さい!小説書くの上手すぎませんか!?予告も読みたくなるようなものですごい気になるし、終わり方!凄い気になります!文才あり過ぎます。少し分けて欲しいくらいです。 (2021年1月12日 16時) (レス) id: 60831dcc60 (このIDを非表示/違反報告)
夕稀(プロフ) - 後輩ちゃんすごい可愛いじゃないですか!?疲れていたので読んで癒されました笑 (2021年1月12日 16時) (レス) id: 60831dcc60 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - satsuki0504さん» 誰かは特に考えてないです!笑読者様に好きな方を当てはめて読んでもらえれば…! (2020年4月26日 23時) (レス) id: a4e38dcdda (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - きゃらめるそーすさん» ありがとうございます。もしよかったら好きな青城3年生を当てはめて読んでみてくださいね! (2020年4月26日 23時) (レス) id: a4e38dcdda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:飛鳥 | 作者ホームページ:ないよ  
作成日時:2020年4月18日 17時

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