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『じゃあボーカル組で話し合うから待っていてもらってもいいかな?』









HIROさんに言われて、案内された会議室の中でスマートフォンを開く。









LINEの通知が1件。
佳奈からで。









佳奈家に行ったらAいなかったんだけど、どこにいるの?









「あ、佳奈に言ってなかったっけ。」









Aもうあの家には戻らないつもり。今は知り合いの人が家に置いてくれてるから心配しなくていいよ。









コンコン、









『待たせてごめんね。』









「全然大丈夫です。」









『えっとね、新田Aさんには、この事務所で女優として活動してもらいたい』









「女優、ですか?」









『そう。あの動画を見せてもらった。劇団の方も褒めてたし、歌としてもボーカル達は天才だって言うぐらいだから』









「ありがとうございます!よろしくお願いします!」









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作者名:美晴 | 作成日時:2018年8月22日 21時

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