信じてる。

雰囲気.ryuji ページ40

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突然岩ちゃんと入ってきて、ガタガタと震えるAにびっくりした。





感情をあまり出さないアイツ。




何があったんだ？





楽屋にいたみんなが思っていただろう。




ドアが開く度に驚くには 何か 理由があるとすぐに分かった。





でも、俺らはAに近づこうとしないから原因を知らない。



俺らはそうでも臣は違う。




臣｢もうちょっとしたら戻るからここから出るなよ｣



それでAを安心させたのか？





初めは興味を持ってじろじろAを見てたけど、何も起こらないからスマホに目を落とした。





けどすぐに誰かがドアを開けてAをビビらす。




変なやつが入ってきて、




雰囲気が一気に変わった。



すべてを知ってる臣がいない。


アイツを守れる岩ちゃんがいない。



だから見守ることしか出来なくて。




雰囲気に圧倒されて立ち尽くすことしか出来なくて。




｢離してって言ってるの！｣



Aがこれほど感情的になるのを見るのは初めてのことで俺が何か言わなくちゃ。



そうおもって


隆｢……！？…おいじじぃ、その手離せよ！｣





すべては雰囲気で動いた。



Aが危ない雰囲気。



こいつはヤバイ奴だという雰囲気。




いろんな雰囲気に流されて庇ったことのないやつを初めて庇った。



庇おうともしていなかったやつを。


そのあとも直己さんがAを庇い、男を追い払うことが出来た。






あの男が誰なのかも知らないけど。

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