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私も音楽を聴いていて、その曲がその人の全てだと感じてしまう時があるので、 やっぱりそうでは無いんですね。
SERA:全ての音楽家がそうだとは断言出来ませんが、少なからず僕はそうですね(笑)
ライブにしてもですけど。ライブで「あれ、なんか今日調子悪いな」って思ってもお客さんは「すごい良かったよ、カッコよかったよ」って凄い笑顔で言ってくれて。でも僕自身はなんか腑に落ちないというか。
自分が納得してないから完璧なライブじゃなかったって思っちゃうってことは、、お客さんがどう思ったとか感じたとかを関係無しに「自分が気持ちよくなりたい」からライブしてんのかなって。だってそうじゃないですか、ファンの皆さんは納得しているのに僕が納得してないから、駄目って思うってことはそれはもう自分だけの為に音楽しちゃってるのかなって。
だから、なんでライブしてんだろうな、なんで音楽してるんだろうって考えてしまう。こんな事が続くと表現に限界を感じます。表現するって言うのを諦めてしまいそうで。
その、最初にも言ったんですけど。嘘じゃない本当の音楽を届けたいのに届けられないっていう現実とのズレと、曲で全部が伝わる訳無いのに「曲の中の僕が全て」って受け止められてしまうズレと、ライブでお客さんは満足してくれてるのになんだか満たされない自分のズレがあって。うん‥‥それがなんか苦しくて。結局何に悩んでるのかもわからないし、どうしたら解決するのかも分からないし、もどかしい。自分が、情けないなって思います。こんな事考えたく無いんだけどな、辛いなって。
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み - 更新楽しみにしてます! (2022年10月11日 19時) (レス) id: 03ecf28755 (このIDを非表示/違反報告)
琉海 - めっちゃ面白いですね (2022年10月10日 15時) (レス) id: 553743e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遊 | 作成日時:2022年10月5日 19時